tq1chi

セッションのtq1chiのレビュー・感想・評価

セッション(2014年製作の映画)
4.9
”闘って勝ち取れ”

”テンポが違う!”

”続けろ!続けろ!続けろ!”
”やめるな!”

”僕は偉大になりたい”
”今でも偉いわ”
”偉大な音楽家になりたい”

”英語で最も危険な言葉はこの2語だ”
””上出来だ(グッド・ジョブ)””

”次のバードは何があっても挫折しない”

もう何回目の鑑賞か分からない。
映画館で観れて本当に良かった。
終盤でまたニコルに連絡するところが良い。自分が狂気を持ってしてつぎ込んだ時間は帰ってこないことを悟ったあの表情。もう後戻りなんて出来ない。
カラーグレーディングを施した映像も楽器が存在感を常に放つようになっていて本当に凄い。
最後の2人のアイコンタクトの瞬間、ブワッと来た。最高。

1回目
ドラマーの青年と彼を鍛えまくる鬼教師の話。
音楽と映像のマッチ感が凄まじく、テンポが良い。カメラワークも観ていて圧巻。特に演奏シーン。
フレッチャーの狂気を演じきったJ・K・シモンズの演技は圧巻。
ガン詰めされて泣くマイルズ・テラーも本当にいい演技をしてた。
最後の2人の目が映るカットで鳥肌がたった。
常人では辿り着けない場所へ導く以上、とにかくダメだしをし続けなければならないフレッチャーと、そこについて行くニーマン。夢、目標を目指す際、そこにあるのは純粋な狂気なのかもしれない。
ラストシーンで垣間見える、父の目に映ったニーマンは果たして何を思い、ドラムを叩いているのか。あのステージの上ではニーマンとフレッチャーの2人だけに見える景色があるのだろう。

個人的に、クライマックスでパン!と終わるあの終わり方がかなり気に入った。

本気出すときにジャケット脱ぐ描写結構上手い

ファッキンテンポ!!!

夢と狂気の世界
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