叩いて、叩いて、叩かれて、血を、汗を撒き散らし、それでも叩いて、、、
心臓の音が、脈の速さが、体の火照りが、ヒートアップしていく演奏に伴ってどんどん加速していきました。自分も身体中からアドレナリンが放出されていたみたい。
先の読めないストーリー展開には何度もいい意味で裏切られ続けました。さすがチャゼル監督…一分一秒飽きさせない。
教師と生徒が正面切って全身全霊でぶつかり合う姿にグッと掴まれない人なんていない気がする。
手に汗握り2人のセッションを間近で観ながらも、時にはサッチャー側になったり、アンドリュー側になったり…と両者ともに感情移入してしまいました。
最後の演奏は瞬きするのも、息をするのも忘れていた。アンドリューがフレーズを乗っ取り、ステージを我が物にしていた。とてつもなく強い熱量。
こんなに痺れた作品今までなかった、自分の中でかなりの衝撃作になりました。この映画すごいですほんとに…この作品からララランドへの振り幅…監督の才能底知れぬ