タッキー

セッションのタッキーのネタバレレビュー・内容・結末

セッション(2014年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

まずセッションの原題「whiplash」ムチで打つの意味の通り、鬼教師フレッチャーの飴と鞭、罵声と怒号が凄いのなんのって…
劇中でもwhiplashと言う曲が使われていて、 タイトルにはこれしか考えられない

そして、見所はやはり他の人も多く述べているラスト10分程のシーン
jazzフェスでドラムを叩けるのはお前ぐらいだと言わんばかりに、フレッチャーに誘われたニーマン。フレッチャー丸くなったな!師弟の絆が出来上がって終わるかな!と思ったのもつかの間
「密告はお前だろ」の一言でフレッチャーの優しさは嘘で、復讐の為にステージに戻らせたのだと知った時は、なんとも言えない恐怖だった。
自分には渡されてない楽譜をめくり出し、周りが演奏する中で必死に食らいつくニーマンが滑稽で、見苦しくて可哀想で見ていられなかった。
あの時のフレッチャーの勝ち誇った顔が超憎たらしかった‼︎w

その後のニーマンの反撃は何とも爽快だった。
フレッチャーが「今度はスローな曲です」と言っている最中にステージ戻ってきたニーマンは、アップテンポなリズムを叩きながら「合図する、キャラバンだ!」のセリフで主導権は指揮者からドラマーに移った感じがカッコ良かった
段々とフレッチャーもニーマンのテクニックに魅了されていって、後半の指揮を楽しんでいる感じやニーマンの楽しくドラムを叩いてる感じが、純粋に音楽を楽しんでいた

最後の一瞬静まり、フレッチャーの口元から上のカットはただ笑ったのかな?それとも何か一言言っていたのかなとちょっと気になった
タッキー

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