好きなタイプの映画では無かったけど、楽しめたし、良い映画という感じ。
最初は先生の生徒たちへの罵詈雑言の嵐に「ヤバイ!ヤバイ!想像以上にスポ根すぎる! 」って思っていたけど、最後は主人公ニーマンと同じように彼へのなんとも言えない愛着みたいな気持ちが湧いてくる。
セッションの意味について考えてみたんだけど、ジャズのアドリブセッションとかって、相手の出方を見て自分の出方を決めたり、その時の感じを読んで良い音楽を作るから、ニーマンと先生のやり取りも「セッション」なんだなあと思いました。
先生の厳しいやり方の裏に自分を最高の音楽家へ引き上げてくれることを理解したり、生徒がどんなことをしてでもしがみ付いて来ようとするのを見て、手を差し伸べたり、逆に突き放したり。
ホンモノはどんなことがあっても挫折しない。だから最高の音が出るまでどんなに酷い言葉だって浴びせるし、突き詰める。
ラストの「セッション」は圧巻でした!