セッションの毬子のレビュー・感想・評価

一気に駆け抜ける107分！よそ見しているヒマはない。

最後のセッションシーンは宣伝で度々取り上げられていたのでイメージが先行し少し期待しすぎた。
むしろ序盤の指揮者が変わるとバンドの音も変わるシーンに注目してほしい。ねっとりぼやけた音がピリッと立ち上がる瞬間は鳥肌がたつ。

ドラムばかりが注目されるが他の楽器演奏もハイレベル。
音楽映画というより人間ドラマという作品。いつの間にか指がリズムを刻むだろう。