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ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンスのKANIOのレビュー・感想・評価

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退屈を通り越して、どこにワクワクしながら見ればいいのか分からないくらい話の展開も映像も地味。

キャラクターが皮肉の効いた長いスピーチをする場面が多く登場するのだが、毎回映像の中では別案件の事件が進行していくので、地味な画ばかり続くクセに画面の情報量が多すぎて内容が飲み込み辛い。
既に3作目であるにも関わらず、敵サイドに大統領以外の魅力的な悪役がいないことも退屈の原因。

ストーリー展開のどこを取ってもワクワクするどころかどんどん面倒な方向に話が転がっていく一方で、次から次へと主人公たちを取り巻いていく「面倒な問題」に、観てる方は本当に辟易する。

2ではめちゃくちゃ効果的かつ魅力的な役柄だったフィリップ・シーモア・ホフマンも、本作ではパッとしないどころか、「こんなフィリップ・シーモア・ホフマン見たくないわ!」ってくらい酷い役柄で、役者の無駄遣い。

映画の原題は「Mockingjay」ではなく「F*ckingjay」に改題すべき。
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