アドバンスト・スタイル そのファッションが、人生のLisaKawatoのネタバレレビュー・内容・結末

観ているだけで服を選んだり着たりする目が変わりそうだな〜という映画。次々と発見があり楽しい。
現実的になりすぎて殺伐とした気持ちになると、服に対してわくわくを求める様な気持ちを切り捨てなければならない様な気がする。楽しんでいる気持ちが無駄なんじゃないか(誰にも伝わっていない、結果として何になるのか)と悲観的になってしまう時があるけれど、そういう楽しんでいる姿がただただ見ていて楽しいっていうのもあるんだよなぁと思った。実際この映画はそういう類の楽しさがあると思う。
まつげを自分の髪で作るみたいな独自のスタイルが出てくるのも面白いと思った。奇抜さとかそんなんが凄いと思った訳ではなくて、気づきが鋭くてかっこいいなぁと思った。
ファッションじゃなくても歳をとった時に何かこういう常にああかしらこうかしらと考えられる楽しみがあったら毎日充実した気持ちで生きていけるんだろうな。
クローゼット見てみたいし服借りたい。
「服を見せびらかすために自転車に乗る」っていう感覚が若々しいし、実際おしゃれ風な街乗り自転車とかじゃなくビアンキらしきクロスバイクに颯爽と乗っていたのがかっこよかった。とにかく何か参考になる要素満載の映画だった。