ぺんじん

アバター:ウェイ・オブ・ウォーターのぺんじんのレビュー・感想・評価

4.3
うわっ、これはすごい映像だ!もう映像が凄いんだよな〜、映像が!うんうん、映像が凄いんだよ、ホントに。映像がたまらなく凄い!映像がホントに凄いんだよな〜…という感じで映像がとにかく凄かった『アバター2』!とにかく映像の凄さで殴る、映像界の朝青龍だ!ツッパリ、ツッパリ!療養中でもモンゴルでボレーシュート決めちゃいます⁈
Dolby cinemaの3Dで観たんだけど、もう水の表現が凄い!キラキラ光る海面がもう凄過ぎて、リアルなんだけどこの世のものとは思えないほどの美しさ。空気の泡が海中から徐々に浮かんでいく様子も本当に素晴らしい!また地球とは違うパンドラ独自の海中生物も沢山出てくるので、水族館好きとしてはもう堪らない!
いや〜、これはまさに3D版ラッセン!イルカは出てこないけど、もう眩しいほどにキラキラ&テカテカした感じがラッセンだ!ヒュー!(前髪をかき上げながら)
まぁストーリーはね…家族の映画として分かりやすくはあるんだけど、家族個人個人のエピソードが薄い分、ちょっとドラマとしては深みはあんまり無いような気がしたかな。山の者たちが泳げるようになった下りも無かった気がするし…まぁあくまでも映像を最大限に見せるために、ドラマをそんなに複雑にはしていないのかもしれないけど。
だからどこかゲームとかアトラクションっぽい作りというか、それぞれのステージがあってそこで果たすべきミッションをクリアしたら次に向かうみたいなスタイルなんだと思う。
大まかにいうとストーリーは前作が白人酋長もので、今作はインディアンたちの西部劇ファミリーものという感じ。
まぁメカや兵器とかの描写は考えられていて流石ジェームズ・キャメロンといった感じなんだけど、ナヴィ族vs人間&メカという対立構造がちょっと薄くなってしまっていたので、そこも後半もう一つ盛り上がらなかったところだと思う。人間側のナヴィ、スティーブ・ラング以外はちょっと存在感薄かった…
まぁこういうファミリー映画を作るようになったというのも、ジェームズ・キャメロンがプロデューサー側であるという面が強いのかもしれない。キャメロン作品にお馴染みの強い女性、序盤以外あんまり全面に出てこなかったしね。ちゃっかり反捕鯨的なメッセージを作品に込められるのは、キャメロンが海の男であると同時に製作権の多くを握っているというのが大きいと思う。
まぁでも映像は本当に凄い!前作もそうだけど3Dで、しかもハイフレーム3Dで観ることを前提に作られた映画だなぁと感じる。褒めるにも貶すにもとにかく映像にライドしてみなきゃ始まらない!3Dになったラッセンの世界があなたを待ってるぞ!フーッ!
ぺんじん

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