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アバター:ウェイ・オブ・ウォーターのtonuのレビュー・感想・評価

3.8
ドルビーシネマ 3D HFRで見ました。
恐らく1.85 : 1 縦を全部表示するためか、両端が黒くなっていました。

画質は良かったです。

予備知識ほぼゼロで見に行きました。
映像の素晴らしさもあり、ストーリーも前作より、より感情移入できました。

前回が地球のエネルギー不足を解消するために、パンドラという惑星にアンオブタニウムと言う鉱石を採掘に来て、ナヴィと言う原住民とうまく交渉するために、原住民のと人間のDNAを合わせたアバターを作り出し、融和をしながら鉱石を採取しようとするが、戦いになると言う話です。

今回も同じ惑星パンドラとナヴィが舞台で、主人公もジェイクとネイティリなのは一緒ですが、今度は家族もいる絆の物語と言った感じでしょうか。前回は森でしたが、今回は海が舞台になります。

映像と内容に没頭できたのですが、唯一思いっきり引っかかる部分が、この映画が「反捕鯨を思わせるシーン」が結構長いスパンで描かれていて、正直、自分も「反捕鯨は嫌い派」なのですが、それでも、可哀想と思いながら見ている自分に気づき、非常に複雑な心境になりました。
実際キャメロン自体が熱心な「反捕鯨・イルカ活動家」であるらしく、反捕鯨のプロパガンダ映画の側面も大きいと感じました。
また、そのクジラに似た生物の「タルカン」はナヴィや人間よりも頭が良いのかもと言う台詞もあり、そういう振りだったのかと思いました。

まあ、それはそれとして見て、全体的には素晴らしい作品だと思いましたが(反捕鯨のシーンの持って行き方(印象操作)の上手さも含め)、反捕鯨のプロパガンダの部分は嫌いです。そこで評価は結構下げてます。

ちなみに、タイタニックを撮った経験も生きてるのかなと思うシーンも有りました。

今後もアバターは見たいと思いますが、『反捕鯨映画』と言う点にはNGを突き付けていきたいです!

個人的には、反捕鯨をどう描いているかも含め、是非IMAXまたはDolbyCinemaのHFR3Dで見て、映画館でしか体験できない惑星パンドラのアバターと言う世界観を体験してみて、色々感じてみてほしいと思います。
4DXとデジタル3Dは無しで!
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