じゅり

アバター:ウェイ・オブ・ウォーターのじゅりのレビュー・感想・評価

3.7
なんかもう色々と描くものがてんこ盛りすぎて、家族愛に兄弟愛に自然愛に種族愛に、子どもしかわからない感情や親目線しかわからない感情や人間の愚かさや、一本の映画でこれだけ多くの事を描いてるから、色んな話がちょっと盛り過ぎててお腹いっぱい。特にスパイダー役の子が本当凄かった。人間やのにアバタームーブ(しかもほぼ服着てない)で常演技しなあかんのキツないか。父親との複雑な感情を上手に演じてて、とんでも子役やった。多分、そんな話の本筋よりも、やっぱりこの映画は映像美がとんでもなさすぎで面白いんだと思う。森から海へ描かれる場所が変わって、1個目では出てこない人の暮らしぶりや動物乗り物色んなものがオリジナリティに溢れてすぎて、ほんまどないしてそんなん思いつくんすか、って感じ。何から着想を得てるんやろうか。CGの解像度というか現実味度が高過ぎて、多分これCGシーンと実写シーンの撮影時間の差に毎回絶望してたんやろうなあと思ったわ。ほんまにこれ、5作目まで構想が練ってあるのだとしたら、スターウォーズ並みの時代を作る映画にしようとしてるんやろうなあと思う。こっからジェイク一家追っかけんのもええけど、1作目の夢の中で操る設定がまた戻ってきて欲しいなあ。
じゅり

じゅり