整形手術を終え家に帰って来たママと、それを待っていた双子の息子。しかしママは手術を受ける前とは別人のように冷たくなっており、この人は本当に自分達のママなのか？と不信感を抱く。ママ本人なのかどうか、あの手この手で検証していく…というストーリー。
のどかな自然ととうもろこし畑が美しい。説明的な台詞も回想シーンも無く、淡々と事が進む。ママへの不信感から見る夢やペットの虫は、足元からゾワゾワ来るような気持ち悪さである。
ママ初登場シーンから前半は、観る側も双子同様このママやばくない？と思わされるが、段々感じる違和感から真実に気付くだろう。ママの辛さ、双子の悲しみと異常性、そして後味の悪さ…。
虫がとにかく気持ち悪いが、それ以外はそんなに痛々しいシーンはなかった。ホラーというか悲しい話。
