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ブラック・ハッカーのKのレビュー・感想・評価

ブラック・ハッカー(2014年製作の映画)
3.4
最初の映像は違う映画が始まったかと思った。パソコンの画面上でどんどん展開していくストーリー。『search/サーチ』に比べると画面越しとカメラ越しの割合は半々ほど。どんなURLでもホイホイ踏んじゃう主人公。スタンガン。サーシャグレイさんの露出は上手いこと隠してあげてほしかった気もする。並列サーバー。作中には仕組みの全く分からない、でも夢のある技術がたくさん登場。無線。矢印。透けるカメラ。“複数のカメラ信号を合成した”という設定の3D映像が斬新。脇見運転。計算おまぬけと天然おまぬけの攻防。突っ込みどころは少なくない。100分でまとめた点は素晴らしい。イライジャウッドの演技力はさすが。スマホの登場により、この映画が作られた2014年よりさらに身近になったインターネット。不用心ゆえの危険性について考えさせられる。好奇心という名の凶器。無法地帯だった頃のインターネット時代を懐かしく思い出した。
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