叡福寺清子

ブラック・ハッカーの叡福寺清子のネタバレレビュー・内容・結末

ブラック・ハッカー(2014年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

画面は凝ってる.本作がなければアンフレンテッドの登場はもう少し遅れていたんじゃないかと思うくらいに(アンフレの出来はともかく).画面の大部分がモニター.アンフレはスクリーンがスカイプ6分割されていたが,本作はスクリーン=デスクトップ画面でウィンドウが次々開いていく.原題がOpen windowなのは納得である.邦題ブラックハッカー・・・あれかホワイトハッカーもいて正邪の戦いでもするのか.つまらん,阿呆が.
つまらんと言えば冒頭のダークスカイ.どうなん.Z級の香りしかないのだけど.
さらにつまらんと言えば首謀者コードさん.顔観た瞬間誰???????ってなった.普通はまず彼氏のデイブネタでどんでん返しして,それからイライジャのネタでもう一回返すんじゃないの.コードさんを全く見ず知らずの人にしてどうする.客はここで肩透かし感じて緊張感持続しないし,流れが完全に断ち切れちゃうじゃん.しかもイライジャのネタも分かりにくい.しょぼい.前中盤のしかけが見事なだけに尻すぼみ感が半端ない.3年前とはいえ「ネバダ」のサーバーもそんなにすごくない.お金かかるってだけでネバダにすりゃ,ハッキング/クラッキングで口座残高操作なんて容易いんでそ.それよか変装技術だろ.ありゃルパンだよルパン!
前中盤の畳み掛けるような展開をラストで台無しにしちゃう典型的なダメ作品としては教科書に載せてもいいよね,しかないなぁ