Arlecchino

世界の終りのArlecchinoのレビュー・感想・評価

世界の終り(2013年製作の映画)
3.8
(ささいな発端から)サイバーテロで文明が破綻する。この設定がいい。巨大隕石とか大地震とかの天変地異じゃない。文明なんて脆いもんです(強烈な皮肉ですね)。
壊滅した都市から隔離された(閉じ込められた、ともいえる)、自給自足可能な、ある意味ユートピアの家にたまたま居合わせた大学時代の仲間たち。キャラは立ってる。人間関係はこじれてる。それぞれの終末観も、楽天的だったり無知だったり目を背けたりと異なってる。この設定もいい。
こんな設定で人間はどのようにふるまうのか。ならずものの米軍兵士がやってくる。困窮した隣人もやってくる。なかなか興味深いシチュエーションスリラー(コメディ?)の秀作です。
oops! ←ウープスじゃねえだろ?!という突っ込みに笑いました。ちょっとわざとらしい伏線はあったけどね笑
Arlecchino

Arlecchino