小川勝広

ブリッジ・オブ・スパイの小川勝広のレビュー・感想・評価

ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)
3.4
無機物のパフォーマンスに関しては記号だけでは絶対済ませないスピルバーグ。しかし有機物(鮫や異星人は複雑な描写は不要)に関してはとりわけ気持ちの機微や心の襞みたいな事は簡単な記号だけで済ませてしまう。本作も家族を出すだけで心への深い踏み込みは避ける。
サスペンス映画としてみるにしても薄いヒューマニティが時代には合ってきてる感はある。