任務を命ぜられる者は
果たせば当たり前
果たさざるは厳罰
1枚のコインを握らされる
使命が単なる戦略取引とされぬよう
「交換」を選ぶ弁護士
「国は知らない」という
非公認で進められる
男性が抱擁されるのかを
目で追うシーンに涙
トム・ハンクスの瞳が実にいい
列車の窓からドノヴァンの目に映る
国を二つに隔てる越えられない壁
若者達が一斉に越えるフェンス
どちらも同じくらいの高さである
自分達を守るものは何か?
自国に戻ることが幸せだと
信じられるのだろうか?
交換された背中に向けられる
ドノヴァンの眼差し
『ブリッジ・オブ・スパイ』