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ブリッジ・オブ・スパイのおーつのレビュー・感想・評価

ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)
4.4
「ソ連スパイ1人」を「ソ連に囚われた米パイロット1人」、「東独に囚われた米学生1人」と交換しようとするたった1人の弁護士。冷戦下、1人≠2人の交換は成功できるのか。

監督の前作「リンカーン」は現実性を重視しすぎて、単調でいまいち盛り上がらない映画でした。
だからスピルバーグ✖︎トムハンクスと言われても、地味だろうな〜という期待値下げてましたが、

さすがコーエン兄弟!!
全体的に激しいシーンもないし、「笑える要素」なんて全然ありません。てか現実路線のスピルバーグ映画はたいていそうです。
でもコーエン兄弟はそんなテイストの内容でも笑いをいれてくるんですよね。
単純に面白いジョークや、ノルマンディーの会話のくだりとかトムハンクスだし「プライベートライアン」連想させる。

つまり静かで暗い映画だけど興味は最後まで続くんですよね。

そして東西対立は単純な2大対立じゃなくて、ソ連と東ドイツの立場の違いを描いたり
WWⅡで戦ってきた大人たちがまだ社会の主役である事など、
冷戦に対してまた違った見え方ができました。

最後に演技について言いたいのが、てっきりトムハンクス映画だと思ってたら、
違ったんですよ、これが
アベル役のマークライランス!!
これが本当に素晴らしい演技でした。
少ない口数、同じセリフそれで味わい深い。
あんまり有名な俳優じゃないですよね?
少なくとも日本語版のWikipediaなかったです笑
なんとアカデミー賞のノミネートされてるんですよ!!

今年の劇場1作目を今作にして良かったです。