サドンデス

海にかかる霧のサドンデスのレビュー・感想・評価

海にかかる霧(2014年製作の映画)
4.5
アマプラで『海にかかる霧』観賞。
ポン・ジュノ監督による実際の事件を描いた作品。
不況が続く漁猟から命より大事な船員や家族、漁船を守るため密航の手助けを始めてしまう。海上警察や船の故障により状況が次第に悪化し霧の中で最悪の結末を迎えてしまう。ラストが特に素晴らしい作品でした!

船という小さな世界で、金であり女による性の欲望や、保身のため、家族のために愛する人のために各々が欲望に忠実に行動してしまうさまは観ていてとても恐ろしく人間の本質を描かれていのが面白い。
船長の行動はおかしいし許されないが根本には船を仲間を守るという意思があるのがより悲しいですね。