へんりー

天使のはらわた 赤い閃光のへんりーのレビュー・感想・評価

天使のはらわた 赤い閃光(1994年製作の映画)
4.0
石井隆作品。キャラクターの名前は相変わらず名美・村木・ちひろなど。90年代に専門になったノワールやアクション(「夜がまた来る」と同じく1994年上映)よりクラッシクで真っ直ぐなピンク映画なので、どうせ内容的に関係ないのに最後にもう一度「天使のはらわた」レーベルを使用したかったかもしれない、作風的にやっと「天使のはらわた」っぽい。それにしても結局段々ミステリースリラーになる、Hitchcockや当時に流行っていたJoe Eszterhas著作品(「Basic Instinct」など)の影響も強く感じられる。
石井隆大ファンだから相変わらずとても楽しんだ、どう見てもマイナーな作品なのに。ネオンもあまり見られない、逆に雨とスナックとサルサとビデオテープと包丁とワイドアングルに撮られた美女のおしりとウェアハウスと屋上が充分ある。いつかちゃんとリリースされてほしい。
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