【 「おいしい日本」の基礎】
「だし」と「しょうゆ」をテーマとしたドキュメンタリー。なお「しょうゆ」では日本酒についても取り上げられています。
前半では北海道の知床産の昆布、そして日本の山奥でとれる椎茸に焦点をあてています。「うまみ」のもととなる「だし」がどのように作られるのかよく分かる。
後半では日本にしかいないというカビが、しょうゆや酒を作り出すのにいかに貢献しているかが分かります。
日仏合作ということになっていますが、基本、日本が作っているから、ナレーションが親切で分かりやすい。ヨーロッパのドキュメンタリーだとナレーションが入らないことが多いから、日本側が主体で制作して良かったと思う。
日ごろ何気なく食べたり飲んだりしている料理や酒について、改めて考え直すいい機会になりました。ドキュメンタリーとして、悪くない出来と評価します。