千年の一滴 だし しょうゆの作品情報・感想・評価

千年の一滴 だし しょうゆ2014年製作の映画)

上映日:2015年01月02日

製作国:

上映時間:50分

3.9

あらすじ

このドキュメンタリーは、日本人が食とどう向き合ってきたのか、その歴史と風土を、根源から見つめ直そうとした作品です。行き着いたのが「だし」「しょうゆ」という2つのキーワード。 「だし」 「だし」は、雄大な自然から“うまみ”を抽出したもの。仏教の肉食禁止のもと日本人は肉に代わる“うまみ”を探し、カツオ節、昆布、干しシイタケを得ました。これらが一般化するのは江戸時代に入ってからの 17 世紀。…

このドキュメンタリーは、日本人が食とどう向き合ってきたのか、その歴史と風土を、根源から見つめ直そうとした作品です。行き着いたのが「だし」「しょうゆ」という2つのキーワード。 「だし」 「だし」は、雄大な自然から“うまみ”を抽出したもの。仏教の肉食禁止のもと日本人は肉に代わる“うまみ”を探し、カツオ節、昆布、干しシイタケを得ました。これらが一般化するのは江戸時代に入ってからの 17 世紀。いわば「食の革命」ともいうべきものでした。 この「食の革命」を追体験しながら、自然と日本人との関係を見つめます。 また「だし」をめぐる最新の食品科学の知見は、「だし」がいかに健康によく理にかなっているかを明らかにしており、「だし」を大切にすることが「和食」を守ることにつながることを教えています。 「しょうゆ」 「だし」が日本人と大自然との関係を描くのに対し、「しょうゆ」は日本人と「目に見えない自然」(ミクロの世界)との長く深い関係を見つめました。それは「カビ」による和食創成のドラマ。和食の“うまみ”がつまった調味料(しょうゆ・さけ・みりん・みそ)は、1種類のカビによって作られるのです。特撮を駆使したミクロの映像で、千年にわたって磨かれた職人たちの知恵を浮かび上がらせます。 この作品に登場するのは、北海道の昆布漁の家族、九州の焼畑農家、鰹節・醤油・日本酒作りの職人たち、発酵のカギを握る商い“もやし屋”、禅寺で作られる精進料理、京都の料亭、そして赤ちゃんの初めての離乳食を鰹だしで作る母親 ― 。 観終わったあとは、ふだん何気なく口にしている和食が、まったく別の、愛おしいものに見えてくることでしょう。

「千年の一滴 だし しょうゆ」に投稿された感想・評価

nameless

namelessの感想・評価

4.0
この作品がここにあるとは知らなかった😳
観たのはだいぶ前になります…
でも、衝撃を受けたのは覚えてます。

いや、これ本当に凄いんです!
日本人なら必見だと思います✨

やけに詳しい「あらすじ」が載ってるのでそれを読んでいただければ内容は理解してもらえると思いますが…

文面以上の価値がある映像作品。
私は観ながら「うわー…」「すごい…」と前のめりになって呟きまくってました(笑)

美しい…そのひと言。

大自然もさることながら、私達が肉眼では捉えられない幻想的なミクロの世界、だし汁の黄金色の輝き…陶然とため息を吐いてました。

勉強にもなるし、観ていて目が喜ぶし…
そして…音。その融合は…食欲をそそる。
もはや単なるドキュメンタリーではなく、芸術作品として観ていただきたい。

鑑賞した後…何気なく食卓に並ぶ和食のひと皿に壮大なドラマを感じる事ができる。

先人たちの培ってきた技術の結晶。
職人とは、道を極めるとは何たるか…
とても心を打たれます。

和食の料理人を目指す人にはバイブルとも言える価値がありますよ、ホントに。

私、普段は洋食しか作らなかったんですけど…これ観てから、母に和食を教えてもらうようになりましたもん(〃ω〃)

日本に生まれてよかった!
そんな気持ちになれる映像体験。

思い出したらお腹減ってきた…
茶碗蒸しでも作ろうかな(。-_-。)

残念ながら簡単には観れないみたいですが…これNHKとかで流されないかな。
また観たいし録画したいんですけど…

いや、絶対に流すべきでしょ。
長さもちょうどいいし…
みんなでお願いしてみません?(笑)
やみこ

やみこの感想・評価

4.3
映画館で鑑賞。
まず影像がBBCのライフ、アースなどに匹敵するぐらい美しい。かつおぶしや出汁のスローモーションなんてもはやアートの様。
鑑賞後は無性にお茶漬けを食べたくなりました。
osowa

osowaの感想・評価

2.5
鰹節や日本酒、醤油を作るのに欠かせない麹。日本にしか無いという。日本人が長い時間をかけて、毒を出さない麹を選び育ててきた賜物だそうだ。
おかげで我々は、日々おいしい和食をいただける。ありがたい。
もともとフランスで放送された?内容ということもあり、
映画的というよりテレビ的なドキュメンタリー作品。
わかりやすさは抜群で、それでいてカメラワークとかが日本のドキュメンタリー作品にはないものが多く、
内容、演出共々感心させられる要素が多い。


兎にも角にも、「カビすげぇ」。
この一言に尽きる。
小さな透明のカビたちが、次第に緑を帯びてくる映像はひたすらに神秘的。
きのこが成長する過程や、麹を蒔いた大豆と米がカビていく過程。
それだけでなく、クマやホテイウオなど、生命の唸るような息吹がスクリーン越しににじみ出る映像だった。


「目で見れば味がわかる」
「音で鰹節の適切な時期がわかる」
「木の皮の甘さで良い木がわかる」
その道の職人たちによる、到達した世界。
いったい幾つの歳月を経て、その「基準」へとたどり着いたのか。


映像もいいけど、この作品に関しては音響が素晴らしい。
最高品質の映像に、最高に「美味しそうな音」が加わることによって、そのレベルは凄まじいことになる。
「あー、ご飯食べたいなー」とかいいながら、みんなで見て帰ろう。
K

Kの感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

おいしいものが好きな人、和食を愛する人には絶対にみてほしい。麹の秘密にはつい声を出してしまった。美しい、和食。
no58

no58の感想・評価

4.3
だし、しょうゆにスポットを当てた作品。
特にしょうゆが作られるまでに深く関わる、日本にしかいない麹菌(オリゼ)について掘り下げていくしょうゆ編が面白かった。
目に見えないものだけれど、イキモノとして敬意を表している職人さんたちに感動。
いいしょうゆやいいだしを食べたくなる。
古来より自然と共生しながら暮らしてきた人々の知恵の集大成。
だしもしょうゆも、身近なものなのに知らないことばかりだった。
kerol

kerolの感想・評価

3.5
食べることとは、自然の恵みを頂くとともに、先人の知恵の恩恵であることを改めて実感する。

印象に残った言葉は「人が感じる旨味(やみつき、と言うそうです)は脂、砂糖、出汁。出汁が一番健康的ですね」本当にそうですね。

下高井戸シネマで鑑賞。上映後振る舞い出汁をいただく。塩も醤油もなしの一番出汁。ほっとする味でした。
法一

法一の感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

 前篇(『だし』)が面白い。「いきなり熊が出るが、わりと動じないおばばさま&吠えまくる犬」や「レースみたいにいっせいに発進する大勢のこんぶ漁船」など予想だにしなかった絵を提示され驚いた。後篇(『しょうゆ』)はそういう遊びは少ないが、かわりにカビの繁殖という大スペクタクルとマッドサイエンス感漂う麹問屋や謎の巻物を広げはじめる博士といった珍百景が。クールジャパン……!
だしパート、しょうゆパート共にその生産過程から料理として味わわれるまでがよく分かった。劇場でみると映像が綺麗で、黄金色の出汁が美しかった。
>|