水のまち

愛するとき、愛されるときの水のまちのレビュー・感想・評価

愛するとき、愛されるとき(2010年製作の映画)
3.7
夏ざかりの正午前。まだ人がいない場末の歓楽街。得体の知れない男のか細い命令を受け、女は下着を脱ぎ、汗ばむ手でスカートを捲りあげる。男の要求はまだ終わらない。最悪。だけど、愛おしい。理由はない。けど、触れたい。裸の奥の孤独と、絶望までいけない虚しさが、肌と肌を引き寄せ、重ね合わせる。波音のように。
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