水のまち

ゼイリブの水のまちのレビュー・感想・評価

ゼイリブ(1988年製作の映画)
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陰謀論者が見る、サングラスの世界。SNSの発展により、拝金主義の中の隠された奴隷制に気づき、洗脳から抜け出そうと電波から逃げるように生きている今、まさに過去のSFが、資本主義の終焉、第三次世界大戦でも始まったか?と思うような現実の今を描いているような映画。それこそ山奥の湖畔で開かれる会議に行き、オーナー達のチーズの溶けたような顔目掛けて銃をぶっぱなしたとしたら英雄なのか?いや、サングラスを外した世界では、ただの殺人であり、どう説明したとしても精神病のレジスタンスなのであろう。
ロディ・パイパーだけに、喧嘩からプロレスになっていく長いシーンが見ていられる。終始、ブルースなのも完璧で、ジョン・カーペンターの美学がオープニングから冴えていたように思えた。
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