水のまちさんの映画レビュー・感想・評価

水のまち

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そんな感じ

映画(1211)
ドラマ(0)

のんき大将脱線の巻(1947年製作の映画)

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車輪はフォークに掴まれて、回っているというのが正しい表現なのだろうが、フランソワのそれは転がっているとでも言えば良いのだろうか、手に負えない無軌道さの可愛らしさ。ジャック・タチは若くても当然大きい。そ>>続きを読む

サラゴサの写本(1965年製作の映画)

4.5

満月の夜の夢のように、渇望を潤す頭蓋骨の盃。悪霊の誘うトリップから、彼は何度目を覚ましたことだろうか。埃を払われた書物から広がる回想のまた回想、そしてそのまた回想。夢と現実の曖昧に反したソリッドな描写>>続きを読む

ドイツチェーンソー大量虐殺(1990年製作の映画)

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ウインナーがパリッと割れて、湯気が昇るような脂っぽい狂気。秀逸なクラウトな効果音と、スローモーションにピッチが下がる声のデモニッシュ。説明不要な不秩序のハイスピードに振り落とされた。ドイツ再統一の喜ば>>続きを読む

縄文にハマる人々(2018年製作の映画)

4.1

わかるわけがない理由、生命の定義

わたしたちと同じ形のホモ=サピエンス・サピエンス。1万年前の彼らとは根底にあるものが違う、概念が違う、そしたら見えているものだって違う、まるで別の生きもののようにだ
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海がきこえる(1993年製作の映画)

4.0

精一杯生きた分だけ大人になって、背丈に変わりはないけども、世界が少し広く見える。綺麗になった君の髪が、都会の風に軽くなびく、幾度とむかえるあの頃の季節、これからはじまる希望のように。僕は君と会うために>>続きを読む

UP!メガ・ヴィクセン(1976年製作の映画)

3.4

服を着てることの方がおかしいと、裸up裸 in the Nature。本能よりも欲望的に汗ばむ猥褻、たわわな渓谷。ピラニア、斧、そしてナチス。誰かが殺されようが終始セックス。狂気の凶器がブルブルと、ど>>続きを読む

復讐は俺に任せろ(1953年製作の映画)

3.6

午前三時の未亡人。人より裕福な暮らしをしたければ、人一倍努力をしなければならないが、唯一の近道があるとするならば、それは悪道であるかのように。どす黒く光る悪に対し、音を立てずに燃えたぎる善、あくまで硬>>続きを読む

ショート・カッツ(1993年製作の映画)

3.8

毒々しい光を帯びた夜のヘリコプター。空からの殺虫剤スプレーは、人畜無害という話だったが、肉体という器に入り、生きることに囚われたもの達の身勝手さからは、泡が立つように、悲しみを伴うなんらかの反応が見ら>>続きを読む

サスペリア・テルザ 最後の魔女(2007年製作の映画)

3.6

サタニックとおっぱいの相性の良さ。きついイタリア臭はなく、声も出ないほどに追い詰められるアーシアを愛でる。もっと覚醒したところも見てみたかったけども、シャープで現代的なローマの街並みと色彩に、ウィッチ>>続きを読む

血まみれスケバンチェーンソー(2016年製作の映画)

3.6

「お前ら、最近はやりの改造死体だな」
青春の坂道を、自転車に乗って下ってきた彼女はスケバンだった。

校則上等!なミニスカセーラー服を血まみれに染める、エロ・グロ・ノリ的なナンセンス、そしてアクション
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ハックル(2002年製作の映画)

4.0

じいさまの“しゃっくり”が刻む時。ひねくれ具合と革命的な映像技術がみせる2Kアート感に、音響派の耳に聞かせる、村に生きるものの大ノイズセッション。しゃっくりと宇宙、虫と宇宙、ミシンと宇宙。車輪の音が聞>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

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未来からの微かな悲鳴。
どうせ聞こえていないんのでしょう、だからこんな世界なんだ。
希望を持った煌めく眼差しに、子孫を残したことの重い重い罪悪を感じる。限りなく真っ暗に近い闇の中で、何がいったい出来る
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アデュー・フィリピーヌ(1962年製作の映画)

5.0

Bonjour Philippine!!
恋に恋するキュートな遊び、ルールは気まぐれ、でも真剣。双子のアーモンドの仲睦まじさ、本当は彼のことなんて好きではないんでしょ?と、思うほどにキャッキャとはしゃ
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それから(2017年製作の映画)

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家庭を持ちながらも、他の誰かを愛してしまった時、自ら作り上げた守るべきものを捨てるようなことになれば、彼女たちは生きていけまい、そう思う義侠心とともに、“何のために生きているのか?”と必ず思う。身勝手>>続きを読む

3人のアンヌ(2012年製作の映画)

3.8

初夏の潮風、潮の満ち干き。食卓に並んだ料理は同じでも梅干しだけが違うような、サンダル、ハイヒール、パンプスと歩みの違う3人のアンヌ。茅項の海水浴場に佇む彼女たちの前を、クロールで横切るライフガードのぶ>>続きを読む

夜の女たち(1948年製作の映画)

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敗戦の影は瓦礫に染み付くほどに色が濃く、理性と情念の苦境にて、女は闇へと踏み入れる。夜は幾多の朝を迎えたが、“新しい女”の光は今もまだかすか。男だけが悪いのか、別の生きものなのが悪いのか、遣る瀬無い悲>>続きを読む

アイアン・カウボーイズ ミーツ・ゴーストライダー(1994年製作の映画)

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He trippingのトリプルミーイング。PsycheRockの毳立つテケテケ感と、MotorPsychoの回転するドドドド感の、Shitな配合。デニムとオイルの匂いたつカウンターな鬼ごっこに、上か>>続きを読む

六月の蛇(2002年製作の映画)

4.0

まっすぐな雨に洗われる、裸の電話相談室。水色のモノクロームの窮屈さに、一時も止むことのない梅雨の陰鬱。睨むように覗く者と、這うような覗かれる者。羞恥に震え、背徳に揺れる。聖母が砕け落ちる閃光、生と死と>>続きを読む

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

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あと幾つ数えたら、別の世界へ行けるのだろうか。1%の人々の欲望のために、残り99%の誰かの血がいつもどこかで流れる現実。体内の赤い血は出血すれば見えるけど、傷つき、破裂しようが、心の血は外に流れること>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

3.6

鬱屈とした日々に、鋭利な啖呵が聞きたくて。保身の為に濁った社会の外れで、胸を熱くするその先には正義と思えるようなものがあるような気がした。既視とも安定とも言える、角が丸くなったような昭和感に汗、そして>>続きを読む

夏の娘たち~ひめごと~(2017年製作の映画)

3.6

歳月を経ても変わらぬ土地の環が揺れる。皆が優しい嘘をつくほど親密に、真相を受け止められるだけ辛抱強く、それ故に生まれる曖昧なバランスで成り立つ現実を、皆が共有する不可思議、社会。捨てきれなかったブレた>>続きを読む

サンズ・オブ・ザ・デッド(2016年製作の映画)

3.6

砂漠、孤独、ゾンビ。五歩後ろDEAD WALK の逃亡劇。斬新な距離感で恐怖を飼い慣らした強さだったが、灼熱の自問自答にはトランス状態。ゾンビに重なる傷心の幻影。スポーツカーの似合うビッチから、まるで>>続きを読む

ウィスキー(2004年製作の映画)

3.7

靴下はなぜ、ふたつの別のものをひとつのペアとして見せえるのだろうか?同じ色だから。同じサイズだから。偽装夫婦と重なるようだ、とは単純すぎる。もっと深くの心の微動。写真を撮る時くらいは「ウイスキー」と作>>続きを読む

10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス(2002年製作の映画)

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地球上からランダムに選んだ人生のたった10分間にスポットをあてたような、現実感とストーリーのシンプルさに、人生を歩む背中の哀愁のようなものを漂わせるcools。ヴェンダースのそのままレインボーは言わず>>続きを読む

10ミニッツ・オールダー イデアの森(2002年製作の映画)

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見えない時間を表したような、水面の反射が奏でる甘くて苦いcelloの響き。生と死を結ぶ線上、肉体に閉じ込められた魂がチクタクと音をたて数える、時間。10分の中に、過去現在未来、何十年も何百年も描ける特>>続きを読む

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.9

アスファルトから空へと向かう水の粒子がキラキラと見えるような、雨上がりに大きな虹を見せるスマートな色彩に描く、騒音にかき消されそうな、地味で小さな世界の悲痛。誰の為の法律なのか?と中指を立てたところで>>続きを読む

ゲルニカの木(1975年製作の映画)

3.7

希望は永遠に生き続ける。と、スペイン内戦を重厚に描く壮大感に、平然と、蛇と蹴りで、いい所ついてくる作家性が好き。ロバに美女に傘のショットの、不思議な美しさ。

TECHNOLOGY(2016年製作の映画)

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人知を超えた神秘の花は、土の上に咲くことなく、轟然たる音をたて、頭の中にだけ狂い咲く。その花に魅了され、アヤワスカに侵食される儀式のように、口からあぶくをふく昏睡。月が落ちた今となっては、もう枯れてし>>続きを読む

KUICHISAN(2011年製作の映画)

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混沌の茫茫たる面が、過激に鋭利で発狂したくなるような光を放つ。過去・現在・未来という時間感へ、同時に未来・現在・過去という逆方向的なものが流れているような、そんな気さえする沖縄の海と空と闇、そして人。>>続きを読む

泳ぎすぎた夜(2017年製作の映画)

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夜のような朝、日が昇るよりも早く長い一日ははじまった。冷たく白いキャンバスに、カラフルな子供心がはみ出たような、一瞬の思いつきに、失敗などは微塵も考えない懸命さが微笑ましい。

学校を休んだ日、初めて
>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

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皆は優しく受け入れ、いつもと変わらず接してくれるけど。苦しみ、悲しみ、怒り、喜び、感謝、そのどれでもあり、どれでもない胸の内の熱いモヤは、あふれる涙だけが慰めてくれる。いつまでも消えない痕をさわられた>>続きを読む

悦楽共犯者(1996年製作の映画)

3.8

日曜日のオーガズムの為、日々精進。大抵の人間は、外から好きなものを自分の部屋へと集めて来ては、人目を気にせず、それを楽しむ。映画を観たり、読書したり…、パンを丸めて鼻と耳から入れてみたり。素晴らしき哉>>続きを読む

ルナ・パパ(1999年製作の映画)

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for our mothers
-Thank you for giving me life-

そう思えることは何事よりもポジティブであるかのように、血潮がたぎる生のリズムに、体内から踊りだした
>>続きを読む

音楽の国(1935年製作の映画)

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ジャズの国のサックス王子が、シンフォニーの国のバイオリン姫に恋をした、ロメジュリ。2つの国を隔てる不調和の海に轟く音の砲弾。“ワルキューレの騎行”の凄まじさ、apocalypse。

ダンボ(1941年製作の映画)

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精巧な写実に裏打ちされた、魔法のカーブの連なる躍動、愛らしさ。形に命を吹き込む神々の筆先。ホフマン博士がLSDを幻覚剤として発見したのが1943年4月16日。その2年前に既に“Pink Elephan>>続きを読む

クレージーホース(1973年製作の映画)

4.4

砂漠に咲いた究極の愛の神秘。有無も言わさぬ衝撃、もう誰も止める者はいないのであろう、堂々と『死よ、万歳』で使われている音楽(相当かっこいい)をそのまま使うgoing my way。トライバルビートの原>>続きを読む

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