水のまちさんの映画レビュー・感想・評価

水のまち

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機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988年製作の映画)

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人は人を愛さずにはいられないのか、ここにも愛があり、そして憎しみがあり、戦争があった。宇宙世紀間違えてしまって鑑賞した為、人物背景がおかしくなった。あと、αアジールのプラモデルを昔作ったことを思い出し>>続きを読む

ゼイリブ(1988年製作の映画)

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陰謀論者が見る、サングラスの世界。SNSの発展により、拝金主義の中の隠された奴隷制に気づき、洗脳から抜け出そうと電波から逃げるように生きている今、まさに過去のSFが、資本主義の終焉、第三次世界大戦でも>>続きを読む

ニューヨーク1997(1981年製作の映画)

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ハリボテだとわかっていても、デザインのカッコ良さが勝り、別の世界線のようにSF映画的レトロフューチャー。あ、スネークなんだ。という驚きもありながら、とにかく80sピコピコ感が楽しい。

ザ・フォッグ(1980年製作の映画)

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FOGを美しく魅せるための美しい風景に、フィルムのキラキラとした粒子の相乗効果が創り出す極上なダークファンタジー。当時の機材のパワフルさに全曲ブリブリで最高、灯台も良いね。

ケロッグ博士(1994年製作の映画)

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言ってることは間違えていないようだが、健康も極めようとすると変人に見えてしまう。ヴィーガンに興味がある人、資本主義の味に嫌気がさしてしまった人、あたりにおすすめかな、/スラッシュマークのない世界、食べ>>続きを読む

深夜カフェのピエール(1991年製作の映画)

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曖昧な希望の弱まる光を見失い、自分を曲げられるほど強くもなく、安定や富でもなく、愛ですらなかった、生きる目的。生まれた意味が分からないような、薄明かりで何も見えない、夜なんだ。それでも何が埋めるはずの>>続きを読む

ホール・イン・ザ・グラウンド(2019年製作の映画)

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どっちなの?と疑う私は正常なの?エンディング曲から察すれば良いのだろうか、分からぬままのミステリアス。疑い出したら全てが怪しいと思う不安に、子供の成長の変化というバイアスと、壁紙のオマージュに見えるセ>>続きを読む

未知との遭遇 ファイナル・カット版(2002年製作の映画)

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天震。結局、何も分からなかった。が、正解のような再鑑賞。逆に、半世紀近く経って、人類が進化?したのがよく分かる。子どもの頃の感動が、生きている間にクラッシックとなった衝撃。あと巨木だ。

ピストルと少年(1990年製作の映画)

4.3

自分のことしか考えられない少年に歩み寄り、寄り添う。不満と恐れの因果を解すように、他人のことを思いやることの大切さを覚えていく成長。やっと現れた姉という救世主。大したことのない事件ほど、人間味が沁みる>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

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庵野さんのスケール感には痛みがあるから好きだ。なんでバッタなのかも知らなかったけれども、血飛沫の激しさに事の重大さがよく分かる。でも結局、庵野エレメントをとことん堪能出来て楽しかった。が、正解だろう。>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

1.0

ご機嫌宜しくやってくれてる曲がハマれなかった時の保証なし。聴きたくない曲を長長と拷問のように。そして眠りにいざなわれ。

かぶりつき人生(1968年製作の映画)

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男は男、女は女、皆は皆。洒落たメロディーに期待高まるオープニングから、神がかったラストカットの、皆は皆。そう、私を生きるのは私であるゆえ、人生は面白い。ナチュラルボーンダンサーの血に、強かに反撥。

X エックス(2022年製作の映画)

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ポストB級ホラー映画とでも言いたくなるような学芸会みたいなチープなドタバタに、隣接することオリジナルサイコ。老いと若さと戒律と自由のようなテーマもボンヤリと見えるような見えないような。床が唐突に抜けた>>続きを読む

少年、機関車に乗る 2Kレストア版(1991年製作の映画)

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いくつになっても男は幼稚で自分勝手。そんな私も、機関車とトラクターがチェイスとなれば胸が高鳴るアザマットマックス。馬、自転車、オートバイ、ボート、身体を遠くへと運んでくれる乗り物の先にある期待と、銀河>>続きを読む

堕靡泥の星 美少女狩り(1979年製作の映画)

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悲しいかな、人間は永遠に仮面を外せない生き物。仮面の下にいる人間ではなくなってしまった何かが、神と人間と愛へと鋭利な刃物をつきつけ、反乱を起こす。エッフェル塔よりネジ曲がり、アラン・ロブ=グリエよりも>>続きを読む

ナイン・マンス(1976年製作の映画)

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一人でも生きていける女の強さと、なぜか彼から離れない女の弱さと、どうしたって大映ドラマみたいな時代を感じさせる音楽に、背景にはゴリゴリ社会主義な煙突。ねっとりとした男の身勝手さにヘトヘト。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

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あの頃の一生懸命さは、今思えば浅はかだったかもしれない。一緒に居られる時間が限られているのも、まるで父親のライセンスを持っていないかのように、ぎこちなく、劇伴の効果も相まって、終始何か事件が起きてしま>>続きを読む

うみべの女の子(2021年製作の映画)

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中学二年の未熟な心に、その満たされないものが何かなんて分かるわけもなく。愛の証明がセックスであるかのような幻想を信じていたのか、それともさかりのついた猫なのか、どちらでもあり、どちらでもなく、まだ生ま>>続きを読む

ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

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酒に溺れた往年の名俳優が金の為だけに出演したかのような、セリフも無ければ、やる気もないニコラス・ケイジの哀愁。廃墟のような遊園地とカルトというB級設定と、不気味なキャラクター達は良いのだが、音楽といい>>続きを読む

素晴らしき、きのこの世界(2019年製作の映画)

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とにかく見ていて可愛らしいきのこの映像から、人類の大大大先輩であり、かの有名な巨大隕石の衝突も生き延び、この地球のアンダーグラウンドの支配者は間違いなく菌類であることの気づき。菌類なくして今の地球はな>>続きを読む

囚われの女(2000年製作の映画)

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何不自由ない故の未熟さが、大人の恋の前に脆く、邪推の迷宮で壊れていく。まるで最初から破局であるかのように重々しく、長回しでヒリヒリと、悲しみだけが迫ってくる。愛を知らない男から、逆に愛とは何かを教えら>>続きを読む

パリ、18区、夜。(1994年製作の映画)

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生きる気力を失っててしまったのは、この世界に絶望してしまったのかもしれない。居場所がないかのようにはじき出され、歩き回るパリ18区。混迷とした人々の暮らしと、無情にも美しい丘の上の白い寺院。生きている>>続きを読む

あの胸にもういちど(1968年製作の映画)

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恋焦がれてぶっ飛ばす田舎道、時速130km。皮を着た美女が跨るオートバイのセクシーコンボに、リキッド垂らしちゃった至宝。ぶっ飛ばしまくりなのにも関わらず、なかなか愛人の元に着かない妄想具合いのキュート>>続きを読む

ドーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

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西海岸のハードコアに比べ、東海岸のそれは洗練された感があり、分かりやすくCOOLだった。と、ふと思うようなセンスでテンプレートを打ち変えて、No reason、本能、生きることの愛おしさ。カスタムした>>続きを読む

リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

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空虚と言えないだらしなさと、時が止まったかのような華の無い景観と、生きるだけの退屈。まるで、逃げ出すための理由が欲しかったかのように、たまたま出会った二人の暴発。封鎖されたBUFFALO66的に、まる>>続きを読む

アメリカの友人 4K レストア版(1977年製作の映画)

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病への恐怖と犯罪心理が混沌とした葛藤。決心も出来ず、決行とも言えない不手際で、結果だけは転がった。真面目さとは不器用なのか、本当は死と愛のはざま。美しい情景を、重々しい世界へと変える音と影。列車も、車>>続きを読む

歌うつぐみがおりました(1970年製作の映画)

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打楽器奏者のスコアの余白を埋める、人たらし。時間にルーズな性格が打つ、正確なリズム。そこにいろ!と何度心で叱ったことか。落ち着きのない彼を、かっこいいと思ってしまった瞬間から、彼は不死身なのではと考え>>続きを読む

聖なる泉の少女(2017年製作の映画)

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靄がかった風景美。親父と子ども達の世継ぎ問題も、守るべき泉や魚が神秘的なものを感じさせて、心が清められた。神秘的なその家が、現代的な採掘場の近くにあるのも不思議な感覚で面白かったし、松明のシーンもこの>>続きを読む

私、君、彼、彼女(1974年製作の映画)

4.6

ワンルームワンシチュエーション、自写像のような赤裸々さで恋しがる一人称の部屋から、返事をくれない二人称の部屋までの間、なんとなく現れた三人称の脳天気さが、語られなかったこの切ない恋を、いつか青春という>>続きを読む

愛の昼下がり(1972年製作の映画)

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女は皆美しい。と、なんとも曲線美に酔いしれたいおじさん的妄想癖の赤裸々さに、居心地の悪さのようなものを感じながら、妻と、浮気相手になりかねない友人と、それぞれ平行してなりたっている二股関係が、まるで藤>>続きを読む

欲望の翼(1990年製作の映画)

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肝心なことは忘れない。それを、忘れられない、ともいう。傷心に降り続ける夜の雨に、痛みはいつしか解放へとかわり、雨上がりの靄の中で、翼の意味もやっと見つかった。

黒い雪(1965年製作の映画)

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高円寺在住時代のジョン・ゾーンの部屋の壁には、この映画のポスターが貼られていたことを覚えていて、気になったので鑑賞。
映画内の騒音ではなく、映画と騒音と言えるほどに、ストーリーと同等くらいのボリューム
>>続きを読む

女っ気なし(2011年製作の映画)

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キスのタイミングなど、女っ気なしの身には、全くもって分からないのだが、そんなことを考えると、胸がどきどきとしていることに気づく。恋のように思えた時間を過ごした後の、君から見えなくた僕の顔は、どんな顔を>>続きを読む

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