nanako

おいしい生活のnanakoのネタバレレビュー・内容・結末

おいしい生活(2000年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

初めて見たウディ・アレン作品です。

へっぽこ元強盗の旦那さんレイ(ウディ・アレン)が、銀行の並びの売りに出されているピザ屋の物件を買い取り、地下に穴を掘って銀行強盗をしようと考えつきます。
そのカムフラージュの為に、妻フレンチーが始めたクッキー屋さんが意外に大繁盛!あっという間に大金持ちになっちゃうんです。

びっくりしちゃうような成金悪趣味の部屋に住む生活になるんですが、フレンチーは『教養を身につけなくちゃ!』とヒュー・グラント演じるデビッドに個人教師をお願いします。でも、レイはそんなのついてけないし、ハンサムで信用ならない年下男にむかついちゃう!

最後には破産し、デビッドも『話が違う!』と去っていって、夫婦お互いが大事ね☆ってハッピーエンドです。お金が出来て夫婦仲が悪くなっちゃう話なんてやだったから、良かったな。

テンポの良い、へっぽこ会話がとてもおもしろかったです。
なんかドタバタっぽいのって古典的で最近見ないけど、ドリフみたいでいいですね。
金庫で宝石をすり替えるのに、途中で邪魔が入り、本物と偽物の区別がつかなくなって、『えっとこっちをこう持ってきて、んでもってこう持ち替えて・・・違うな・・(セリフはないです)』って、宝石を二つもって迷う演技が最高でした。

ヒュー・グラントも好きなので期待していたんですが、『ブリジットジョーンズの日記』っぽい、ハンサムでちょっと嫌な男を演じてました。ちょいへっぽこで照れ屋の役(ラブアクチュアリーの大統領役等)も良いので、もっと出て欲しいですね。

ジャズもおしゃれでいいですね。淡々と進んで行くんだけど、何度ぷぷーって吹き出した事か。。
ウディ・アレン作品は別なのも見てみたいと思います。
劇場予告編のナレーションをおひょいさんがやってるのも、個人的に◎でした。
nanako

nanako