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釣りバカ日誌11のbluetokyoのレビュー・感想・評価

釣りバカ日誌11(1999年製作の映画)
2.9
久しぶりに釣りバカ日誌の本編を見ると、釣りのために出港するノー天気なシーンがものすごく迫力がある。遊びに気合と臨場感があって圧倒されてしまう。時代は1999年。そろそろ鈴木建設もやばくなってくる。コンサルが入ってきたりする。当時、自分が勤めていた会社にもなんどかコンサルが入ってきて、ああだこうだ提言を述べていたな。いまとなっては懐かしい。ストーリーは取ってつけたような感じで完成度は低い。

簡単にあらすじ。
ハマちゃんに同僚の磯村志乃が、ウサギを飼っているが、でかくなりすぎて飼いきれない、なんとかして、と相談する。
ハマちゃんは、資材課の宇佐美吾郎を紹介し、彼が引き取ってくれると言う。
よかった解決した、と思ったら、宇佐美吾郎は、ウサギを実家に連れて帰り、食べてしまった。

この一件が原因とは考えられないのだが、宇佐美吾郎は、沖縄支社に飛ばされた。
だが、ハマちゃんは、沖縄での釣り三昧の生活を思い浮かべ、相当に羨ましく感じる。遊びに行こうとするが、すでに有休は使い切っている。
そこへスーさんが助け舟。沖縄の出張へ、ハマちゃんを同行させたのだ。
タダで沖縄に遊びに行けると大喜びの浜ちゃん。

沖縄に着くと、仕事はスーさんに任せ、さっそく、ハマちゃんは別行動、宇佐美吾郎のところへ遊びに行くのだった。

スーさんは、雇ったタクシーの運転手、じつはタクシー会社の社長、知念玉恵の話を聞く。夫が他界して、急に社長にならなければならなかった。
最初はうまくいかなかったが、社長である自分が朝一番で出社して、トイレを掃除すると、うまくいくようになった、ということだ。
で、スーさんは、リストラなどしないで社員を大切にしようと思うのだった。

役員会でコンサルの提言。リストラと組織の統廃合である。だが、スーさんは、社員を大切にすると決めていたので、その提案を断る。

一方、遅れて沖縄から帰ってきたハマちゃん。会社に出ると退職者がいると告げられる。自分がリストラかなと思ったら、磯村志乃が寿退社ということだった。相手は、宇佐美吾郎である。
なんという取ってつけたような、というかなんの脈絡もない話の展開だろうか。コンサル云々というのも、話がほとんど繋がっていないし。

当時、自分が勤めていた会社にもコンサルが来たが、結局、みな鼻で笑って、まったく本気にしなかったものな。鈴木建設と同じだ。
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