たんぽぽ

東海道四谷怪談のたんぽぽのレビュー・感想・評価

東海道四谷怪談(1959年製作の映画)
4.2
毎日猛暑だし、四谷怪談で涼もうかと。
・・・怖い~涼しい~極悪。
夏にぴったり。

邦画ですが字幕つけて鑑賞。
知らない言葉も漢字で見ると分かりやすい。
配信だったら字幕付きが、より楽しめます。

伊右衛門と直助の悪っぷりは見どころ。
金の為ならどんな嘘でも、つらつらと。
特に、直助役の俳優さんの自信に満ちた演技が怖かった。
伊右衛門の葛藤も物語りを深くした。

前半のドラマも見やすいが、何と言ってもお岩の変身からの後半が良し。
彩色と特殊メイクとセットと熱演。
ある物をすべて使った力業、熱意を画面からヒシヒシと感じた。

画質は劣るが、じいっと見て、その時代のものとして脳内補正する。
良さがじわじわくる名作。
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