東海道四谷怪談の作品情報・感想・評価

「東海道四谷怪談」に投稿された感想・評価

音楽や効果音とかの音と映像の暗さと過激なメイクで露骨な怖さをちゃんと出せてるのは中々
撮影と照明、何よりも「お岩さん」を演じる若杉嘉津子、崩れた顔相の中でさえ、力強く存在する目線の素晴らしさに始終する。凄まじい怨念(執念)の前にただ、男に生まれた事の不甲斐なさに力が抜ける。
中川信夫監督の様式美あふれる映画。リアルに怖い。
色彩、構図など凝りまくった映像が美しくもあり、不気味でもある。

<映倫No.11266>
何度見ても戸板返しのシーンの天知茂の美しさに涙が出ちゃう。
男と女の愛憎のもつれは今も昔もかわらない…。

京都怪奇映画祭ナイト4と言うオールナイトイベント上映の2作品目。
デジタルではなく35ミリフィルムでの上映。
午前3時前にかなり古い作品(1959年製作)。
最後まで眠らずに耐えられるだろうか?(笑)

今作上映前にテレビ映画『白獅子仮面』のなかの1話を16ミリフィルムで上映されました。
プログラムに載っていない、所謂シークレット上映と言うやつです。

出世のために邪魔になった妻を毒殺する話し。
「耳なし芳一」、「番町皿屋敷」と並ぶ日本屈指のメジャー怪談の1つなのだが…、まともに見たことがなかったのか、それとも単に記憶が飛んでいるのか、「こんな話しやったっけ?」って感じでした(笑)
中盤まで延々と主人公の自己中な日常が描かれ、それでも愛るす旦那様を大切に想うお岩さんが映し出されるんですが、やはり今の作品に比べると陰惨さも、残酷さも迫力にかける印象が強かったです。
そして毒殺されてから化けて出てくるお岩さんなのですが、主人公と共犯者を呪うだけではなく、恋敵とその家族も巻き添えに殺してしまいます。
この辺りは怪談として徹底しているので良かったのだけれど、主人公を呪い殺すまでが時間かかり過ぎだと思いました。
古い作品だけど、台詞回しは普通でしたが、BGMはとても舞台的な感じでした。
総じて、物凄く真面目な怪談でした(笑)

真面目な怪談の今作で一気に体力が削られた午前4時40分(笑)
オールナイトイベントも残り1本。
起きてる自信ありません!(笑)
怪奇作品として超有名な東海道四谷怪談を中川信夫監督が映画化。物語は皆さんご存じのお岩さんが亭主に毒を盛られて顔がただれた末に命まで落とすお話です。ホラーが苦手だったので避けに避けていた映画ですがもっと早くに観れば良かったと後悔しました。日本映画史上に、いや世界映画史上に残る怪談映画の傑作だと思いました。新東宝が作った時代劇なので、まして怪談だしと殺陣とかあんまり期待しないで観てましたが、いやいや天池茂なかなかやりますね。新東宝の低予算でよくぞここまでの作品に仕上げたなと中川信夫監督の手腕に拍手を送りたい。
こんな悪いやつ お前だけじゃー!というくらいイエモンは ほんとうに悪い奴!蛇!
製作年を考えると超絶技巧&超絶映像美!
移動撮影のなめらかさが快感です。
スタジオ内のセットの味わい深さも堪能できます。
あとは殺陣が力強いうえ美しい!

初めて見たときはこんなにすごい邦画があったんだ、と感激しました。
私の中の3大邦画の巨匠である中川信夫監督の映画です。

そしてこの映画、絶対に「死霊のはらわた」に影響与えてると思います。
ALABAMA

ALABAMAの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

新東宝映画。怪談映画の巨匠、中川信夫監督作品。
幾度となく映画化された誰しもが知る怪談の初カラー作品。史上最高の四谷怪談との評判であるが、全くその通りと感じた。鮮やかな色調にイーストマンカラーの独特の褪色が何とも言えない味となって、現代ではなかなか出せない代物だろう。中川作品の挑戦的なカメラワークは毎度、とても勉強になるし、舞台装置も非常に手が込んでいる。
伊右衛門とお梅が密会する夕暮れ時のシーン。夕陽が外にあるが、これはおそらく照明で作り出した夕陽。あれほどまでに鮮やかな夕陽はまたとないだろう。今現在、鮮明になったデジタルの画で照明の夕陽や月をつくると一発でばれてしまうので、その多くは合成だが、もうあの綺麗な景色はみることができないのだろうか。結局のところ、粒子の粗いフィルムで撮る映画が1番美しいと思う。ものごとは、ちょっとよく見えないくらいが最も妖艶で美しい。
これ、昔姉と2人でテレビで見たことがあってかなり面白かったという記憶がフィルマークスのおかげで呼び覚まされたので再鑑賞。やっぱりこれであった‼︎ 主人公が何度も「クドい!」というセリフを言うのだが、これを見た後姉と「クドい!」と言うのが流行った。2人で観てけっこう笑ってしまったし。
ストーリー面白いですよね〜。なぜか番町皿屋敷とごっちゃになっちゃうんですが..
備前から江戸に移動途中の茶屋で蛇を惨殺(?)する姿にこの男(伊右衛門)への疑問を持つべき(笑
お岩さんの妹・お袖役の北沢典子が可愛い。映画の撮影や技術については全くわからない私であるが、そんな私でも画面と音楽かっこよくて楽しめました。
>|