東海道四谷怪談の作品情報・感想・評価

「東海道四谷怪談」に投稿された感想・評価

私は幽霊の存在を信じちゃいないが(空想上の幽霊は好き)、幽霊は心に棲みつくものだという感覚は理解できる。伊右衛門から見たお岩とお袖から見たお岩の対比を見てその理論をふと思い出した。
行灯、蚊帳をはじめとする小道具類が薄気味悪く、幻想的だ。天井に張り付くお岩は夜中に思い出しそうで怖いね。日本にしかつくれないヒュードロドロ怪談映画。
星

星の感想・評価

3.8
このような題材は一歩間違えればゲテモノになりそうなのだが、実に良く練られた脚本で最後までグイグイ見入ってしまう映像美。日本映画的な怨念やらドロドロやらが全編溢れ返ってておりそこが凄い。

「リング」同様に海外でも大いに受ける内容かと思う。天地茂好演。
伊右衛門やっぱクズだなー。めっちゃ悪い事してるくせに、その都度地味に自分の良心に苦悶していて、ダサい。そんな悩むならやるなよと。直助の甘言に軽く乗せられちゃうあたり、人間として弱すぎる。そこが人間の業の深さを表現していて評価されてるのかもだけど。
ひゅーどろどろどろどろ。

番町皿屋敷、牡丹灯籠と共に日本三大怪談に数えられる四谷怪談。
その伝説の怪談の映画化であり、Jホラーの古典でもある。

これは怖い!
良くも悪くもエンタメ化されてないというか、伊右衛門はとことんクズだし、お岩さんはとことん可哀想だし、怖いシーンはとことん怖い。

基本的には原作に凄く忠実で、変更があったのは直助とお袖のくだりのみ。
あの変更のお陰で、お岩と伊右衛門に焦点が当たるし、いい改変だったのかなと。

エンタメ化されてないと言ったけど、カメラワークや、伊右衛門の心象を蛙の鳴き声で暗喩するやり方等、見せ方として面白い所もあり。

現代のホラーヒロイン、貞子や伽椰子が、呪いや腕力で直接殺すのに対して、お岩さんってぬっと現れて睨み付けるだけなんですよね。
それでいて怖いこと怖いこと。
伊右衛門が発狂するのも納得。

確かに、見ただけで殺す貞子も、物理的にも強い伽椰子も怖いんですけど、本来の怨霊の在り方としてはこちらが正しいような(怨霊に正しいも何もないですかね(笑))。
やや近いのは女優霊か。

現代では色々な映画が見られて、私自身ジェイソンやフレディに夢中なのですが、本来日本人が恐れたのはお岩さんなんだなと。
しみじみと鑑賞致しました。
極悪非道な伊右衛門❗❗お岩さん、もっと苦しめても良かったのになぁ。あれが限界だったんだね😢それにしてもお岩さん可哀想でならない。
伊右衛門、悪いやつだな!
まるで大菩薩峠の机竜之助くらい悪いやつだよ!
中川信夫監督は時代劇面白い。
誰しも一度は聞いたことあるお岩さん。
よくお皿割ったいちまーいにーまーいの
人となぜかよく間違ってた(゚ω゚)笑

確かにあれはひどすぎる
お岩さんなぁぁんもしてないのに…
でも一番かわいそうなのは
マッサージのおっちゃん…
伊右衛門が出てきてからお岩の親父が殺されるまでの移動撮影がクール。
お岩を殺すことを唆された伊右衛門に被さるカエルの鳴き声は最高。
『暗黒街の弾痕』に匹敵する蛙映画。
音楽や効果音とかの音と映像の暗さと過激なメイクで露骨な怖さをちゃんと出せてるのは中々
男と女の愛憎のもつれは今も昔もかわらない…。

京都怪奇映画祭ナイト4と言うオールナイトイベント上映の2作品目。
デジタルではなく35ミリフィルムでの上映。
午前3時前にかなり古い作品(1959年製作)。
最後まで眠らずに耐えられるだろうか?(笑)

今作上映前にテレビ映画『白獅子仮面』のなかの1話を16ミリフィルムで上映されました。
プログラムに載っていない、所謂シークレット上映と言うやつです。

出世のために邪魔になった妻を毒殺する話し。
「耳なし芳一」、「番町皿屋敷」と並ぶ日本屈指のメジャー怪談の1つなのだが…、まともに見たことがなかったのか、それとも単に記憶が飛んでいるのか、「こんな話しやったっけ?」って感じでした(笑)
中盤まで延々と主人公の自己中な日常が描かれ、それでも愛るす旦那様を大切に想うお岩さんが映し出されるんですが、やはり今の作品に比べると陰惨さも、残酷さも迫力にかける印象が強かったです。
そして毒殺されてから化けて出てくるお岩さんなのですが、主人公と共犯者を呪うだけではなく、恋敵とその家族も巻き添えに殺してしまいます。
この辺りは怪談として徹底しているので良かったのだけれど、主人公を呪い殺すまでが時間かかり過ぎだと思いました。
古い作品だけど、台詞回しは普通でしたが、BGMはとても舞台的な感じでした。
総じて、物凄く真面目な怪談でした(笑)

真面目な怪談の今作で一気に体力が削られた午前4時40分(笑)
オールナイトイベントも残り1本。
起きてる自信ありません!(笑)
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