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東海道四谷怪談のクリームのレビュー・感想・評価

東海道四谷怪談(1959年製作の映画)
3.8
お祓いしないで製作したら祟られちゃう。で有名なお岩さんの怪談。ザックリとしか知らず初めてちゃんと観た。前半はわざとらしい演技が面白くて、後半は中々良く出来た古典ホラーを堪能しました。怖くはないけどメイクとか演出とか興味深く、楽しかったです。
江戸時代。浪人·伊右衛門は、お岩と結婚する為にお岩の父を殺します。目撃者の直助にそそのかされ、伊右衛門はお岩と仇討ちの約束をする。 伊右衛門、直助、お岩、妹のお袖とその許嫁·与茂七で仇討ちの旅に出ます。しかし、直助は与茂七を殺します。江戸で、伊右衛門はお岩と夫婦になり子も産まれます。直助はお袖と暮らしていた。そんな中、伊右衛門は別の女と結婚しようと考えるのでした。



ネタバレ↓




演技のわざとらしさが想像の上を行ってて笑ってしまった。序盤で、身体の弱いお岩さんが、具合の悪くなった演技をするのですが、これが、不謹慎ながら悶えてる様にしか見えない。他の人達の演技もホントわざとらしくて面白かった。有名な話なのにいい加減な記憶で、お岩さんが貰う薬を勝手に顔に塗る薬だと思ってたら、飲み薬で、しかも効き目が即効(^。^;)って、一体なんの毒であんな作用が出るのやら…。結局、苦しみながら、伊右衛門を恨み死んでいく。そして、ここから怒涛の祟り祭り。これでもかと出没する。メイクは当時としては中々の出来でかなり気持ち悪いです。古い映像なので、不気味さがプラスされ怖い雰囲気は上がります。にしても伊右衛門があんなにクズ中のクズだったとは知らなかった。祟られても仕方ない男だった。全く良く解っていなかった内容をキチンと知れて良かったし、面白かったです。
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