アルコールとギャンブルが大好きで、ちょっとクセのあるヴィンセントは、隣家に引っ越してきたシングルマザーの12歳の息子、オリバーの世話をすることになる。酒場や競馬場へと連れ回し、ろくでもないことを教え込むヴィンセントに反発するオリバーだったが、嫌われオヤジに隠された真の優しさや心の傷に気付いてから、徐々に二人は心を通わせていき……。
シッターとお世話される側。越してきたお隣さんというだけで始まった2人の奇妙な関係。
ただお金の為に引き受けたはずのシッター、徐々に愛着も湧いてきて楽しくなっていく。しかし彼にはお金が必要な理由があり、それはオリバーとの関係性よりも大切なもの。
オリバーもまた親の離婚問題で行き場がなく、学校でも問題を抱えていた。ヴィンセントとの関わりが学校の問題も解決に導き、少しずつ成長していく。
2人の関係性、ラストの発表会、心温まるとても素敵な作品でグッときました。
