"一度でいいから勝て!"
偏屈親父と少年の心温まるささやかな物語。
アルコールとギャンブル、そして一匹の猫だけを愛する偏屈親父のヴィンセント。隣に越してきたシングルマザーのマギーから12歳のオリバーの世話を頼まれるも、教えることは競馬や喧嘩ばかり。そんな二人は反発しあいながらも、お互いの隠れた優しさに気付き始め、、、
いい年なのに見本になるような大人になれないヴィンセントと、両親の離婚により幼くも大人びた視点を持つオリバーの掛け合いや、
愛人も含め家族を超えた絆に、異色な集まりながら妙に心地いい感じ何とも言えないけど素敵に思える映画でした!
オリバーとの出会いにより、頑張っても報われないことばかりの人生でも捨てたもんじゃなく、"1度でいいから勝て!"のように、
再び希望を見出すヴィンセントとラストシーンが素晴らしい!
それも含め、身近な聖人発表会のシーンは鳥肌ものでした。
今までの人生を答え合わせさせられるように、自分の中に優しさと強さを見出すスピーチに拍手!