根腐れしても枝が折れても大切な人の腰掛けになる木の無償の愛と、
その木の苗を新しい鉢に植え替えてあげる人達の有償の愛を感じた。
ろくでなしのヴィンセントが本当にろくでなしで途中頭を抱えたけど、主人公がヴィンセントに「あなたの愛を知ってるよ、僕の愛に応えてよ」って伝えるための最後のスピーチがすごく良かった。
登場人物達が愛が返ってこなくて泣くたび一緒になって泣いた。(基本、愛は都合よく返ってこない)
皆が一つのテーブルを囲むラストが好き。「愛してる」って伝えて、「私もよ」って返ってくる幸福を描いた映画だった。