やはりディズニーはワクワクさせるのが上手いと思った。ジブリと比較すると分かりやすいがジブリは情緒の演出がとても美しいし繊細だと思う。それに比べ、ディズニーは世界を楽しむ子供心の刺激が上手だと感じた。特に導入の部分だ。シュガーラッシュと監督が同じだと聞いて納得した。
そして、ズートピアは良くも悪くも教科書みたいなアニメーションだなと感じた。とても安全な作品だ。対極の者がつがいになり、それぞれが過去を持ち、何度かすれ違いながら問題を解決したりとストーリー展開、登場動物のポジション、演出、メッセージの伝え方など全てがロジックに則った皆お手本にすべき最高位教科書のようだった。メッセージや設定もとても今らしい。そのメッセージが押しつけに感じ無かった事が素晴らしいと考える。時折、こういう今らしい問題は、押しつけがちである。存在を認知し、気遣う必要はあるが、それ以上に求め押しつけがちである。
rotten tomatoesでほぼ10割行きそうな9割とっているというのが怖いと感じた。なぜならば良し悪しなんて人それぞれで考え方なんて人と人で全く違うのにその数字はこわい。YESと言わざるを得ないナニカメッセージなりなんなりがあったのだろう。
