ばんてふ

ズートピアのばんてふのネタバレレビュー・内容・結末

ズートピア(2016年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

・久しぶりにディズニー映画を見たけどやはりディズニーにはディズニーにしかない雰囲気がありとてもよかった。ディズニーランドに行きたいなと久しぶりに思った。

・他の映画にあるような毒毒しさが全くなく、見終わったあとも清々しい。ストーリーの展開はそこまで凄いものではないが、やはり映像技術のすごさと、主役2人の関係性がとても良い。
映像技術はラストのダンスシーンとか、熱帯雨林地域とかが手が込んでいるなと。製作者はどんどん完成度が高くなっていく過程が楽しいだろうなと思った。凄いのはそれぞれ動物ごとにキャラクター性をもたせていて、ダンスシーンとかでもそれぞれがみんな違う動きをしていた。さすがディズニー。作り込みの細かさが他の段違い。こういう差なんだろうなと思う。
街のシーンでも、ネズミがキリンにジュースを渡すシーンとか、ネズミの街とかドアノブの高さのバリアフリーとか、そういったところに気をくばる感じがいい。
ただ思ったのはあえて文字を日本語に張り替えなくてもよかったのではと思う。

・ジュディが電車に乗ってズートピアに行くシーンも映像がすごかった。本当に乗っているような体感。スピード感がすごい。

・体格差とかは本来のサイズと同じってところが新しいなと。他の擬人化は、サイズをみんな揃えるけどこれはちがう。例えば、プーとピグレットのサイズは一緒にしているけど、ジュディと所長はサイズが違う

・アイフォンとか出てきているところが最新って感じがして、妙にリアルさが増してよかった。画面に映る両親の姿が特に本当に電話している感じがした

・ニックとジュディについて。ニックは最初はただのクソ野郎だったけど、ジュディに助けられて過去の自分を思い出す。そしてニックに語り出し、打ち解ける。それと、自分の意地悪のせいでジュディがクビになりそうなのを見て負い目を感じたのもあると思う。過去に自分がやられたことを今自分がやっていたから。だからジュディを助けたのだと思う。

・ニックがジュディをからかいながら仲を取り戻すシーンは感動した。やっぱ、ジュディが自分の前に戻ってきて嬉しかったんだなと。サングラスのしたでは笑ってたんじゃないのかなと。ニックがジュディとじゃれ合うシーンがすき。いまペンを取ろうとしたろ、と言ってそのあとにジュディがペンをとろうとしたりとか。あのシーンがピークだった。あの関係性はとても好き。ジュディがニックをやるじゃない!って叩いたり。

・ニックの挙動がとても細かく描かれていた。急にジュディに声をかけられてビクってしたり、ナマケモノにイライラするジュディをみて段々口がニヤついて行ったり、クビにされるくだりを見て、アッ、って顔になったり
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