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モアナと伝説の海のdoggiehowlのネタバレレビュー・内容・結末

モアナと伝説の海(2016年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

※アカウント借りました

よかったところ:
・登場人物が少ないところ、思い切りがいいよね
・話(の引っ張り)方がシンプルなところ
・ばあちゃんがよい、ただ優しいだけでないのがよい

悪かったところ:
・海もうちょっと何かあってほしかった、大体無力だけどいつも主人公の味方になってくれるグッズ化枠になれるわけじゃないのに何かそんな感じになってしまっていて惜しかった
・ラスト皆で海に漕ぎ出す理由が血、みたいになっていたところ

まとめ:
評価分かれるのでは???というくらいディズニー映画にしてはシンプルで面白くてよかった。でも評価わかれるのでは??グッズ化しそうな豚はサクッと切られかっこいいヒーローは見栄えが悪いしニワトリはアレすぎるし、でも私は好き。ロマンスが出てくるかも、で怯えたのがもったいないくらい孤独と心の声と生き方を選ぶということに収斂していく物語がとても気持ちよかった。
マウイが人でなく神を選んだこと、モアナが海の導きとかでなく自分で無茶をやること、責任とかそういう以前の問題で人には意志がありそういうものが人(神様含めるとややこしくなるけど)であってそれにただyesを返す話なんだと思う。それ以上のメッセージはいらないんだよね。
他にはママ神様が産後に発狂した経産婦にしか見えなかったりオセアニア風地獄が普通に怖すぎたり後々振り返るといろいろ詰め込まれているけどシンプルなところだけシンプルに伝わってくるのがよかった。正直勇気ある女の子じゃなくモアナ、という主人公だよと伝えたい。あんまりニュアンス伝わらないかもだけどそれが一番好きなところ。
でもモアナは孤独に強すぎて海は何かヤバいというか、何か当てられて…いやいやいやあんまり深読みするものじゃないんだ多分…
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