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モアナと伝説の海のkomblogのレビュー・感想・評価

モアナと伝説の海(2016年製作の映画)
3.6
Princess and the Frog以降のディズニープリンセスのまさに「潮流」に乗った作品。
ハワイとかあそこらへんの架空の島のトライブに住む族長の娘が、島の異変の原因である女神の心を返すために海を渡って旅する、というのが大筋のプロット。ここでいきなりいってしまうと、しょーじきこのプロットはいくつか穴がある気がするので、あまり気にしない方がいいw
今回の作品の肝は、やっぱり時流に乗った感じの演出かな、と思う。まず、カカモラという海賊がちょっとだけ出てくるけど、イメージ的にはミニオンズとかスターウォーズのイウォークのようなイメージ。で、演出的にはマッドマックスのような感じ。
次にタマトアというヤドカリのおばけみたいなのが出てくるが、ジャマイカ風ってことになってることになってるんだけど、これは昨年亡くなったデイビッド・ボーイ風の歌を歌う。
そして、これもある意味時流だけど、最近のディズニープリンセスストーリー同様ラスボスが女子で女子対女子の戦いからの和解に落ち着く。逆にいうと男はあんまカンケーないw 特に恋愛関係もないので、ここら辺は、Princess and the FrogやTangled、アナ雪よりもさらにドウデモイイ扱いになっているww 突き詰めたな〜、という感じがして逆に清々しいwww
話としてはしょーじき根本的なプロットホールがあると思う。心を盗んだ段階でLavaの怪獣はいたのは何故なのか、とか、問題解決したのになんで島を出て旅せにゃならんのか、とか・・・
色々腑に落ちないけど、とにかく海のCGがクッソ綺麗!!!これは大画面で見る価値あるんだろうな、俺はレンタルで見たからあれだけど、とは思うw
アナ雪ほどのインパクトがあるか?と言われるとしょーじきクエスチョンだし、最低でも最終的に男子をヒモとして扱ってくれたPrincess and the Frogくらいには男を扱ってくれないと立つ瀬がないな〜、という気持ちも含め点数はこんなもん。多分お話を云々するより、CG技術を云々する作品な気がする。
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