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救いの接吻のmiのレビュー・感想・評価

救いの接吻(1989年製作の映画)
4.0
のっけから、わたしはわたしがやらないといけない。
とか、他者と自己と愛と尊厳と、、、とにかく、あぁフランス映画やん。感が満載の高尚な作品ではあった。
実際の家族が演じることで、虚実あいまった境目がとろけていく感じが心地よい。
一回見ただけではとても理解できたとは言えないが、名言、金言だらけであり、
「愛≒人生≒映画」で、すべの終わりは死と同義であるとの学びを得たとは思う。

にしても、あなたを愛するため。と別の男と寝たヨッメに対して嫉妬するフィリップガレルがかわいくもあり、嫁も子供もいない自分にとっては、嫁の行動は理解の範疇をとっくに超えているのは間違いなかった。

それにしても、自分の子供がいかに可愛いのかということは、未婚子なしの自分にも十分理解できるつくりになっていたし、まさに愛の結晶と言うべき作品なのだろうと感じた。
だから、救いの接吻なのね。理解理解。


2019劇場鑑賞80本目
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