ぱぁちゃん

われらが背きし者のぱぁちゃんのレビュー・感想・評価

われらが背きし者(2015年製作の映画)
3.6
なかなかの緊張感。原作未読。
ル・カレといえば、米ソ冷戦時代のスパイ小説の巨匠なのだが、冷戦終了後に彼のようなスパイ小説家達がどのような物語を紡ぐのかが、みんな注目していた。2010年の原作ということで、スパイ合戦というより、人間ドラマが主体となっている。ロシアンマフィアとMI6との展開ということで、ル・カレの今後の答えだったのかもしれない。ル・カレにしては重くなく、長さもちょうどいい映画で、何が起こるかのかがわからないドキドキ感は面白かった。
ディマが狩の話をする時のプリンスの表情……
良かった。