実はムービー対戦の中でも結構好きな作品。理由は多々ある。
まず、鎧武編。敵さんは便利な設定なのを連れてきたなという印象。敵を倒すと綺麗にベルトだけ残るのが特に便利。でも、所々演出や因縁の対決などグッとくるところが多く、メロンの優遇っぷりにはさすがにニッコリ。
次にドライブ編。実はこっちの方が心に残ってるぐらいにすき。ドライブはベルトに意思を持たせて相棒のような作品をライダーでやる気なのかと期待していたんだけど、この劇場版でしっくりきた。まさに、ダイの大冒険のようなリスペクトの友情。ベルトさんと進之介の信頼関係が変身の引き金になるシーンはアツ過ぎる!!
惜しむらくは、ルパンがなー。綾部じゃなけりゃもうちょっと好きになれたと思う。演技には文句ない。
ただ、対戦パートは鎧武編とドライブ編が良すぎただけに逆に失速を感じてしまった。鎧武メインライダー揃い踏みのシーンはテンション上がるし、主人公ダブル変身は綺麗にタイミングが合わせられていて感動した。けど、敵が自分から弱点を作ってしまうあたりなんか、本作品最大の弱点である、御都合主義感が前面に出ていて残念だった。
ただ、今までの対戦とも比べてカッコいいカットや個々の話の出来の良さが光っていたので個人的には高得点。ベスト3には入る。
そろそろ対戦パートはマンネリだなと思っていた自分がこの時はまだいましたよ。