キミシマユウキ

バットマン:ダークナイト リターンズ Part 1のキミシマユウキのレビュー・感想・評価

3.5
バットマンが街から姿を消して10年。警察署長のゴードンは70際の誕生日で引退を控えていたところでテロリストから脅迫を受ける……

DCコミックを代表する大人気コミック
!!バットマン!!
のアニメ映画。
その作風とテーマから話題になった同名コミックが原作。


本当の正義とは?


こりゃ面白い。
御歳55歳、全身にガタがきている老年バットマンが主人公の哀愁漂う物語。
とあることをきっかけに復活するも昔のように完璧に動けなかったり、警察にも世論にも
「あの犯罪者は今必要なのか?」
と言われる始末。それでも彼は立ち上がらなければならない理由がある。
アツい。アツイよブルース。
それを支える95歳のアルフレッドも凄いよ。引退させてあげてよブルース。

ただジャケットのバッキバキに決まってるグラフィックでやってくれるのかと思ったら普通にカートゥーンネットワークとかでやってそうなアメリカのアニメの作画で残念。そこはやりきってくれよ。
ノーランのダークナイトというよりはザック・スナイダーのバットマンがこちらをかなり参考にしているので是非!
ただ今作はPart2への序章的な立ち位置なので少し盛り上がりに欠けるかな?
Part2がアイツとかアイツが出てきて凄いので少し我慢しよう!

バットマン好き、哀愁漂うおっちゃんが観たい方、そしてザック・スナイダーがやりたかったことを知りたい人にはオススメの作品。