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最後まで行くのNoAceJustYouのネタバレレビュー・内容・結末

最後まで行く(2014年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

2023/05/03鑑賞。68点。
〈あらすじ・ネタバレあり〉
西部警察署殺人課のゴンス刑事は、飲酒運転をして人を轢き殺してしまう。
死体が見つかっては警察による捜査が始まってしまうので、その死体を車のトランクに載せる。

検問所で警察官たちと一悶着を起こしながらも、死体を載せながら車を走らせたゴンスが向かうのは、母親の葬儀場。

納棺の儀に立ち会うゴンスの元に、殺人課が賄賂を受け取った容疑で監査部の調査を受けると情報が入る。
車も調べられると判明し、ゴンスはトランクから死体を引っ張り出して、母親の棺に移動させる。
葬儀場のスタッフや墓掘人がそんなことを知るはずもなく、葬儀は終了する。

事故を起こした時に車が損壊しているため、修理が必要。ゴンスはわざと事故を起こして車を修理し、人を轢いた証拠を隠滅する。

ゴンスら殺人課は、ライバルとなる風俗店の店長2名を殺害して指名手配されている殺人犯・グァンミンを追うことに。
グァンミンの潜伏先と思われる倉庫に向かった殺人課。そこでゴンスは事故を起こした夜に見かけた犬を見つける。
『自分が轢き殺したのは指名手配犯・グァンミンだ・・・』と気づく。
また、倉庫の付近で数日前に轢き逃げ事件があったと通報が入ったことも分かり、近くの防犯カメラの映像を確かめることになる。
ゴンスの同僚・サンホが映像を確認するも、解像度が粗くて轢き逃げ犯の車種ぐらいしか分からなかった。

そんな中、轢き逃げを目撃したと語る謎の脅迫者がゴンスに電話をかけてくる。脅迫者は西部警察署の前にある公衆電話から堂々と電話をかけ、ゴンスは追跡するものの逃げられてしまう。

その直後、脅迫者が警察署に現れる。
脅迫者の正体は、チャンミンという警察官だった。
チャンミンの要求は、グァンミンの死体を引き渡すことだった。

母親の棺からグァンミンの死体を掘り起こしたゴンスは、彼の死体に銃槍を見つける。
グァンミンは、ゴンスに轢かれる前に何者かに撃たれていた。単純に考えると撃ったのはチャンミン・・・。

グァンミンと定期的に連絡を取っていたヌンヒョンというチンピラの存在を知ったゴンスは、彼に会いに行き、脅して話を聞き出す。

チャンミンは麻薬課にいた頃、麻薬を横領していた。その麻薬を密売人に売ったり、自身が黒幕として糸を引く風俗店で流通させていた。
麻薬で得た金を裏社会の個人金庫で管理していたが、その金庫の鍵をグァンミンが奪って逃走した。チャンミンは、その鍵を取り返したいのだった。

ゴンスは母親の棺を掘り返してグァンミンの死体を取り出したところに、同僚のサンホが現れる。
サンホは、監視カメラに映る轢き逃げ犯の車がゴンスのものだと気づき、さらには意図的に事故を起こして車を修理することで証拠隠滅を図ったことも見抜いてしまったのだ。

サンホの手で逮捕されたゴンスは、「グァンミンを轢いたのは自分だが、個人金庫の鍵を手に入れるためチャンミンが彼の命を狙っていた」と事情を説明する。

話を聞いたサンホは友人でもあるゴンスを見逃すことにするが、事情を知ったサンホはチャンミンによって殺害される。

目の前でサンホを殺され、これ以上深みに嵌まりたくないゴンスは自首を決める。だがチャンミンは、死体を引き渡さなければゴンスの娘・ミナに危害を加えると脅す。

グァンミンの死体から個人金庫の鍵を取り出し、タイマー付きのC4爆弾を入れる。チャンミンを爆殺するために。

ゴンスの計画通りC4爆弾は爆発し、問題は解決したかに見えた。しかし、辛うじて生き延びていたチャンミンがゴンスの家を襲撃し、格闘の末にゴンスはチャンミンを射殺する。

チャンミンの死後、彼が殺人・麻薬密売・脅迫など数々の重罪を犯していたことが露見し、警察幹部は揉み消し工作を行う。チャンミンの犯罪行為を口外しない引き換えとしてゴンスは1年間の謹慎処分のみで済むが、サンホを死なせた罪悪感から退職を決意する。
ゴンスの上司は、退職届は受理せず預かっておくとのこと。

ゴンスは鍵を持って個人金庫の管理人を訪ねる。
金庫の中に案内されたゴンスは、数えきれない大金を目の前にただ驚くのであった。
※ゴンスは、チャンミンが汚職で作り上げた金を独り占めにすることに成功した!
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