韓国版「コーヒーをめぐる冒険」なんて言ったら語弊があるかもしれないが、本作の主人公である警官もこれまた最高にツイてない。
母ちゃんの葬儀の日に轢き逃げしちまうし賄賂もらってたこともバレちまうし。
ああああどうする！？どうすんの俺！？
監督のおっしゃる通りこれはジェットコースターの始まりにすぎない。
リニューアル前のスターツアーズ風に言えば「ほんのちょっと揺れますよ？シートベルト締めてるでしょ？」だ。
このままだとまじでネタバレしそうなのでこの辺でやめておくけど、瞬きするのを忘れるとはこのことかと。
こんなん絶対後味悪いだろと思わせときながらも、結局は清々しい気持ちで劇場を後にできるこのカタルシス。
サスペンスとユーモアの絶妙なバランス。
練りに練られたプロット。
相変わらずの俳優の顔の良さ。
もうこの映画の良さを語り始めたらキリがない。
イニシエーション・ラブ？
騙されたいならこれを観ろシバラマ！
久々にこんなに面白い映画を観てしまい、きっと今この車両で一番興奮してるし、何ならこの衝動で帰ったら最後までイこうとまで考えてます。
どれだけ面白いのかはぜひ劇場で、あなたの目で確かめて。
