トルーマンバロウズ

女獄門帖 引き裂かれた尼僧のトルーマンバロウズのレビュー・感想・評価

3.5
時は江戸時代、飯盛り女郎のおみのは店を抜け出して追っ手を振り切り山奥のとある尼寺に逃げ込むことにした。
やっと平和な生活が送れるかと思いきや、その尼寺はやってきた男性を惨殺する悪魔の寺であった・・・・。

やってきた男性を惨殺してしまう悪魔の尼寺を舞台に巻き起こる惨劇を描いたオカルトチックなエログロ時代劇。
主人公が逃げ込んだ尼寺がやってきた男性を拷問したうえで惨殺し食べてしまうという恐ろしい場所だったというなんとなく悪魔のいけにえを彷彿とさせる設定だったのはなかなか面白かった。
志賀勝演じる尼寺に住む男がとてつもなく気味が悪く白塗り顔でケラケラ笑いながら人肉を鍋で煮ているシーンは気色悪くて仕方なかった笑
またクライマックスで唐突に主人公が覚醒するアクション映画になったのはちょっと驚いた。
スプラッター描写自体はそこまで多くないのは少し残念であったが、全体的に牛裂きの刑の姉妹作チックな雰囲気の怪作であった。