さしすせ

ガガーリン 世界を変えた108分のさしすせのレビュー・感想・評価

-
ユーリー・ガガーリン。
世界初の有人宇宙飛行に成功した人物として、歴史にその名を刻んでいる。

人工衛星や探査機、宇宙ステーション等が宇宙を巡るようになった今日でも尚、「宇宙へ行く」ということはとてつもない偉業で、世界的なイベントである。
"人間が無重力状態で生きられるかはいまだに判定していない。重力なしで脳が機能するのか。"とさえ言われていた1961年において、ボストークの打ち上げ成功とガガーリンの生還が人類にとってどれほどの希望となったことだろう。

"研究者の汗が前線の兵士を救う。"という言葉通り、コロリョフやコンスタンチンをはじめとする技術者たちの気迫に引き込まれる。

人類と、人類の未来を、宇宙のその先へと連れ出してくれたガガーリンたち。
挑戦は夢を生み、そしてまた人々を新たな挑戦へと駆り立てるのだと胸が熱くなる作品だった。
さしすせ

さしすせ