ガガーリン　世界を変えた108分の鳩摩羅什のレビュー・感想・評価

ロシアの映画である。
人類初の有人飛行に成功したソ連の宇宙飛行士・ガガーリンの半生を描いた作品である。
冷戦時代のソ連がどういった雰囲気で宇宙開発に取り組んでいたのかがよく分かった。映画の良いところは断片ではなく総合的にその辺りの空気感がよく分かることである。
映像は完璧である。しかも、極めて事実に近い映像を作っているのだろう。音楽はイマイチだが、それでこそロシア映画だ。
唯一残念なのは、吹き替えでなく字幕で見たかった。ロシア語の独特の響きを聞きながら本作を見たかった。