進藤先生

龍三と七人の子分たちの進藤先生のレビュー・感想・評価

龍三と七人の子分たち(2015年製作の映画)
3.0
①「合う」「合わない」がハッキリ分かれる北野武監督作。
この映画は「合わない」の部類に入りました。

「合う」のはエンタメ色の強い「座頭市」や「アウトレイジ」シリーズでその他はどうも苦手。

登場人物に感情移入出来ず、早く終わらないかなと思いながらも詐欺グループの撃退というラストの爽快感に期待しましたがそれも無く終わりました。

自身のヤクザ映画に対する自虐ネタなのか…?

②“ 北野武 ”ではなく“ ビートたけし ”のコメディ映画となってますが笑えない!
“ 松本人志 ”といい芸人としては好きなのですが、天才芸人の描く映画の笑いは受け付けず。

年配の方が多く、満席に近い状態で年配の方は大爆笑されてましたが…

殴り込み場面の死体に対するブラックジョークは笑えました。

③TVなどで演技指導は殆どしないと言われてますが、笑いの場面はどうなんでしょう。

笑えない理由は演技が皆わざとらしいというか、北野監督がこれが狙いか分かりませんが、北野映画独特の笑いの間がイマイチ。
「座頭市」でガダルカナル・タカさんは流石に芸人という事で笑わせてもらいました。
多分その差だと思います。

2015/4/25 チネチッタ
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