映画好き子ちゃーん

トイ・ストーリー4の映画好き子ちゃーんのレビュー・感想・評価

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)
3.0
消化不良です。本日観て明日も観に行く予定ですが、消化不良のままになりそう。

ウッディは正義感があってアンディやボニーのそばにおもちゃとして生きるのを誇りに思ってるのが過去の3作品の中で何度も行動で見て取れて、
4でもボニーのためにフォーキーを助けている。
が最後なぜボーを選んだ…。

ボーを愛してた過去も分かってるし、
バスやハムやレックスなどみんなもボーとウッディの関係が恋仲と知ってるからこそ見送れるのかもしれないがそんな簡単にあっさり離れられるのか!?!?
ともやもやもやもや。

回想シーンでボーのことを節々で思い出して落ち込んでるウッディの場面があったり、
ボニーから完全に遊ばれなくなってウィージーみたいな状態まで陥ってしまってたら(ありえないけど)みんなが見送るのも納得がいくのかもしれないけど。

そしてみんなの活躍ももう少し観たかった。みんなでウッディとフォーキーを探しに行くとか。いやみんなで探しに行って欲しかった願望が強い。

いいかお前はおもちゃだとバズに問うたウッディが、おもちゃとして生きるのではなく新しい世界を選ぶのかなほんとに。
ウッディは子供のそばにいるおもちゃとして生き続けて欲しかった。

監督が変わって脚本が3/4変更されたって知ってから、トイストーリーの生みの親の内容がすごく知りたくなった。


▼鑑賞3回目の感想

改めて観ると、ウッディの思いを汲み取ることができた。ウッディはが持ち主のいる人生ではなく自分の道を歩めたのは
①過去の経験から自分の行く末を知ってる
②行き辛さを感じていた
③持ち主という概念を捨てた人の成功体験
④好きな人と一緒にいたいという想い
⑤の世界への踏みだすギャビーギャビーを目の前で見た経験
があったから。

①ウッディはボニーが遊ぶ度に自分がクローゼットに取り残されることからおもちゃとしての存在意義が分からなくなっていた。と同時に捨てられるかもしれないと恐怖も感じていた。なぜならボーピーポーやジェシーの過去が物語っているから。
持ち主が成長しおもちゃを必要としなくなったら他の子供のところへ行く。また女の子はおもちゃ離れが早く一度心が離れたら同じおもちゃで遊ぶことがないことも知っていた。
②ボニーにとって大事なフォーキーをサポートすることで自分の存在意義を感じようとしていた。フォーキーがボニーにとって必要だ、そのフォーキーを守る自分はボニーにとって必要だと考えた。本当はボニーからおもちゃとして必要とされたかったのに。必死にしがみついていた。
③存在意義を見失ってる最中おもちゃ、持ち主の概念から解放され外の世界で我が道をゆくボーピーポーに出会った。腕がとれても動じない姿があまりにもたくましくて衝撃を受けた。
④ボーピーポーがいるかもしれないとお店に足を運んでる様子からボーピーポーことを忘れたことがないことが分かる。
⑤ギャビーギャビーは持ち主になって欲しいと恋焦がれ続けた女の子がいた。だが、その女の子に必要ないと突き放されてしまう。ギャビーギャビーが求めた子供以外にも子供がたくさんいることを知っていたウッディは、棚の中で待ち続けても状況は変わらないとさとし、外へ踏み出そうと背中を押す。結果ギャビーギャビーは子供のおもちゃになる新たな道を手に入れた。外の世界へ踏み出す勇気をウッディも持てたし、さらにバスや仲間達に背中を押され恋人と一緒に生きる自分の道へと進むことができた。

私は今でもおもちゃとして子供と一緒にいてほしいと思っているが、残念ながら結末は変わらない。だけどウッディが大決心をしたのだから自分らしく過ごしてほしいと思う。