大体シリーズものって、元々長く続く前提でもない限り、シリーズを重ねるごとに中だるみする傾向にあると考えているのですが、中だるみ知らずというか、むしろ、どんどん良くなっていくのがトイストーリーのすごいところ。
1作目で、愛されたおもちゃたちの持ち主への愛情を描き、2作目でおもちゃの幸せを、3作目で持ち主との別れを描いたこのシリーズですが、とうとう4作目で、この展開がきましたね。
この作品、子ども向けのようでいて、大人から見ても面白いのは、ほとんどの大人が、何かしらのおもちゃと一緒に育ったから。
そして、いつしかそのおもちゃのことを手放したり、忘れてしまったことがあるからだと思います。
この作品は、そういった、かつておもちゃを愛することをやめてしまったことがある大人たちへの、救いでもあると感じました。
ひとりで観に行っていたら、多分泣いてました。
おススメです。
