19.09映画館にて。1-3(吹替え派)大好き。なるほど賛否両論。
「僕はおもちゃじゃない。ゴ〜ミだ〜(ダイブ)」
「ぅわぁあぁぁあ」
なにこの天丼。
安定のおもしろ冒険活劇だし考えさせられて観て良かったとは思うのに、それでも私は、前作評価に響きそうなほどショックだったので、前作で終わってほしかった。
理由は2点、基本的に切ないこと、結論に至るまでの主軸が丁寧に描かれていないこと。
あと、2まで出ていた人形ボーさんはかっこよくなって再登場。キレあるアクションと、それでも陶器だとわかるCGが素晴らしい。お陰で、割れないか毎度冷や冷や。
以降、ネタバレ含む。
ウッディは、使い捨てフォークに目や手足をつけられたフォーキーに、君は持ち主ボニーが最も大切にしているおもちゃだと懸命に説く。これはいい。
けれどその説明の度に、ウッディ自身今必要にされていないと打ちのめされる姿が、持ち主を語るのに元持ち主のアンディの名前を呼んでしまうことが、悲しすぎる。
なのに私は最後まで、ウッディの願いがはっきりわからなかった。
1から3までを経てウッディが大切にしてきた願いは、持ち主が幸せなこと、そして、持ち主…もっと言うと「アンディ少年」に皆と遊んでもらうことだと思う。これはもはや思い出であり、新しい持ち主には望めない。
その後は選択肢がなくなったやむない決意だとも見えたため、新たな願いと別れを丁寧に見せてほしかった。
…では新たな願いとは何か。色々な子どもたちと自由に遊びたい？でもそんなシーンは最後にもない。視野を広げる憧れのボーといたい？おもちゃと子どもを結びつけてあげたい？？でも最後のは、あんまり納得したくない。ウッディは人でなくておもちゃだから。
私が見たいのは、子どもから不要とされたウッディではない。(バズに焦った1のウッディと比較すると、興味深いかもだが。)「バズたちとワイワイしながら、子どもをずっと見守るウッディ」のままであってほしかった。だから寂しい。
最後に、寂しいと言えば中盤から一つ心残りだったことがあったけど、エンドロール後まで見て安心した。良かったね！✋
