このレビューはネタバレを含みます
3を超える作品は出来ないだろうと思いつつ観たら、超える超えないではなく別次元の話になっていてびっくりした
ウッディとバズと一緒に育ってきたわたしたちが観ることをピクサーが意識して作っているのだと感じた(それがいいのか悪いのかわからないけど…少なくともわたしはトイストーリー3のような展開を望んで観たわけだし、わたしの幼い弟がこれを観て楽しいだろうか?と思ってしまった)
まず冒頭から、ボニーに選ばれないウッディを見た瞬間なんともやり切れない気持ちが…選ばれる/選ばれないという分類はわたしの日常に沢山あって、日々選ばれるために四苦八苦してるわたしみたいだ…
「子どもと遊ぶのがおもちゃの使命」というのは、トイストーリーっていうストーリーが起こった時からの構造で、4でピクサーは自らそれを壊すわけだから、なんか…
その構造の中で、アンディの一番のお気に入りだったことで、ウッディはおもちゃのリーダーであり「トイストーリー」の主役であれたわけだけど、ピクサーが新しく設定した「広い世界」の中でボーに指示され追従してるウッディは正直情けなく、心の中でこんなウッディは見たくないと思ってしまった、うちの弟に見せたくないなと…
いや、構造を壊すこと自体は評価しうるべきことだし、結果として作品は物凄いものになったと思うので、いいんだけど…
「これが観たかったのか?!」ってことなんだよな…
そうなんだよね…
トイストーリーの面白さって、子供部屋ないしは子どものいる世界の中でのおもちゃの冒険ってところだったんじゃないか?っていう
わたしは非常に楽しめた。ラストのバズとの別れではまじで号泣した。
けどトイストーリーは今も子どものための物語であってほしかった………
まあ面白かったからいいけどさ
けどさ3のラストシーンみたいなの期待してたんだよね。
それだけ